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モーター スポーツ コラム 2021年11月4日

SUPER GT 第6戦:嵯峨宏紀(No.31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT)「ウィニングラップでは、5年間勝てなかった思いを噛みしめていたが……意外と冷静だった」

SUPER GT あの瞬間 by 島村 元子
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──どのあたりから、『優勝できる』という思いになりましたか? また、途中、余計な雑念は浮かびませんでしたか?
嵯峨:96号車が最初の5、6周でぶわーっと離れたので、『これは勝ったな』と思いました。ただ、プリウスは他のクルマよりトラブルが多いということがどうしてもつきまとっているので(苦笑)……あとは『壊れないように』といたわりながら走っていました。基本的に勝ちを確信したのは、96号車を離したときですね。それから接触には気をつけました。そこそこセーフティ(なペース)で走っていても後ろが離れていくというマージンが今回はあったので、GT500との接触とコース上のデブリ(タイヤカスなどのゴミや破片)を拾わないように、といつもよりも”安全運転”を心がけてずっと走っているような状態でした。

歓喜の瞬間を喜ぶ

待望の今季初勝利

──待望のトップチェッカーを受けた瞬間は?
嵯峨:すごくホッとしました。ファイナルラップが長いなぁ、と思いましたね。『後ろからGT500のトップが来てるよ』と言うことだったので、『よしよし、これ抜かせたらこれがファイナルラップになる!』とあえて(GT500勝者であるNo.8 ARTA NSX-GTに)先へ行ってもらいました(苦笑)。がんばればもう1周できたんですけど、早めに終わらせる戦略を採りました。ウィニングラップでは、5年間勝てなかった思いを噛みしめていましたが……意外と冷静でした。クルマやタイヤの状況、どういう風にタイムが落ちていくのかを無線で走りながら伝えていたんですが、向こう(ピット側)は聞いてなかったかもしれません。ワーワー騒いでましたから(笑)。

──残り2戦に向けて、意気込みを聞かせてください。
嵯峨:前回もてぎ(第4戦)は、残念ながらトラブルがあって”逆ポールポジション”(クラス29位)だったので……。次は本当のポールポジションに戻ってこれるといいのですが、そう簡単ではないでしょうし。ミッドシップのときは、結構調子が良くて何度も表彰台に立つくらい相性が良かったんです。FRに変わってからは苦手とする部類のコースになって。ただ、テストで回生ブレーキの問題が解消したので、もしかしたらミッドシップ時代のときのような速さが戻っているかもしれない……という(期待が)5、6割あるので、もしかしたらいい戦いができるんじゃないかなと思っています。幸い(サクセス)ウェイトも30kgしか乗らないので、流れさえ掴めれば、タイヤ(選択)さえ外さなければ、トラブルが起こらなければ……色んなことがありますが、もう一度トップ争いができるんじゃないかという手応えがあります。オートポリスであれだけぶっちぎったクルマが、もてぎで遅いと思いたくないんですよね(苦笑)。がんばります!

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