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サイクル ロードレース コラム 2023年10月27日

【ツール・ド・フランス2024 ルートプレゼンテーション】ツール史上初がたくさん詰め込まれたイタリア・フィレンツェ〜ニースまでスーパーハードな3週間

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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第3ステージ

第3ステージ

イタリアで過ごす3日目は、今大会最長229kmステージであり、今大会全部で8回予定されているスプリントステージの1回目でもある。またジロ・デ・イタリアの最高標高地点「チーマ・コッピ」でおなじみ、ファウスト・コッピに想いを馳せる機会でもあり、この日はコッピが天に召されたトルトーナを通過する。

そして翌日、この「カンピオニッシモ」が1949年ジロで伝説的な192kmの独走を成功させたピネロロの町から、今大会初の難関山岳ステージへ。当時のコッピが単独先頭で上り、1952年ツールでも山頂フィニッシュを制したセストリエールを越えると、ツールは一行は3日半過ごしてきたイタリアに別れを告げる。

■「史上1回目」がいっぱい

「開幕後これほど早く標高2000mを超えるのは、ツール史上初」と、またしてもプリュドム氏は「1回目」を強調する。なにしろろ第4ステージで大会の母国フランスへ帰還を果たしたその足で、プロトンは標高2642mのガリビエ峠に立ち向かうのだ!

ちなみに2024年大会に組み込まれた難関峠(2級、1級、超級)は全部で27個。史上最多と謳われた2023年大会より3つ少ないが、「標高2000m超の道が通算25km」で、これは昨大会の約2倍近い数字となるそう。

アルプスでのマイヨ・ジョーヌ争いは、1ステージ限りで一旦終了。山を早々と抜けだすと、その後4日間かけてワインの美味しい土地を巡りつつ、平地を突っ走る。

そのうち3日間(第5、6、8ステージ)は大集団スプリントフィニッシュが期待される。中でも大会8日目には、今から80年前に自由フランス軍を率い、ナチスの占領からパリを解放した……シャルル・ドゴール元大統領が眠るコロンベ・レ・ドゥゼグリーズで、史上1回目のツールステージフィニッシュを争う。

平地の合間には、今大会1回目の個人タイムトライアルも挟み込まれた。ブルゴーニュワインの産地の、特に「ルート・デ・グラン・クリュ」を駆け抜ける全長25kmの個人TT。中盤に全長1.5km・平均勾配6.5%の上りが登場するものの、大会委員長の予想によれば「総合優勝候補たちの間に大きなタイム差は生まれないだろう」。

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