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【Cycle*2022 UCI世界選手権大会 男子エリート ロードレース:レビュー】史上最強のメルクスと並ぶ22歳で戴冠!もはや伝説級のレムコ・エヴェネプール「涙が流れる理由はたくさんある」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか独走でフィニッシュするレムコ・エヴェネプール
誰もが口を揃えた。彼こそが間違いなく最強だった、と。それはあらゆる策をもってしても、決して封じ込めることなどできない絶対的な強さだった。すでに伝説級の22歳レムコ・エヴェネプール(ベルギー)が、自らの勝ちパターンに持ち込むと、26kmの独走で虹色の栄光をつかみとった。モニュメント初制覇、グランツール初総合優勝……と輝かしい快進撃を続けた2022シーズンを、世界選手権男子エリートロードレース初優勝で華々しく締めくくった。また無線もなく、状況がほとんど把握できぬ中、最後の最後までチームで攻め続けたフランスは、クリストフ・ラポルトを銀メダルに導き、マイケル・マシューズは地元オーストラリアのファンに銅メダルの歓喜をもたらした。
「信じられない。ずっと夢に見てきた勝利だ。今年の僕は自分にできる限りのすべてを勝ち取った。だから涙が流れる理由はたくさんある」(エヴェネプール)
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文字通りスタートからフィニッシュまで、退屈する暇など一切なかった。50カ国169人で構成されたプロトンは、世界一決定戦へと、例年以上にハイスピードで走り出した。中でも強豪国スイスが前方に突進を繰り返し、12人の逃げを作り上げる。スタートから約40km、6分半のリードとともに、最初の難関ケイラ山へと取り掛かった。
つまりは、いまだフィニッシュまで、230km近くも残っていた。たしかに登坂距離8.7km・最大勾配15%と本格的な山ではあったけれど、勝負を打つには早すぎる。
しかし、フランスは、ここで動いた。策士トマ・ヴォクレールの指揮の下、1年前は残り180kmで攻撃を開始したディフェンディングチャンピオン軍団は、今年はさらに大胆だった。ほんの数ヶ月前に所属国を変更し、生まれて初めてフランス代表に招集されたパヴェル・シヴァコフが、メイン集団内で麓から加速を切った。
「僕らアタッカーに与えられた役割は、あそこでレースを激化すること。それは成功させられた。しかも、僕はそこから逃げにも乗れた。完璧だった」(シヴァコフ)
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