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サイクル ロードレース コラム 2022年7月17日

【ツール・ド・フランス2022 レースレポート:第14ステージ】モンテ・ジャラベールの激闘再び 妻と娘を思い勝利したマシューズ「僕がプロライダーである理由を証明したかった」

ツール・ド・フランス by 福光 俊介
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ヴィンゲゴーとポガチャルの総合タイム差は変化なかったものの、3位以下との差は少しずつ開いた。やはり、この2人の力が抜けていると見るべきだろうか。その真相は、第3週までお預けだ。

というのも、第2週最終日の第15ステージは平坦ステージなのだ。前後半1つずつ3級の上りはあるけれど、セオリー通りならばスプリントで勝負が決まる...というのが主催者の見立てだ。予想外の展開が起きないとも限らないけど...。

いい加減、スプリンターチームはここまでのステージで歯がゆい思いをしてきただろう。なにせアルプスやリーダーチームの逃げ容認で出る幕がなかったからだ。そろそろ、フラストレーションを力に変えて大爆発といきたいところ。そのためには、アシスト陣の働きは不可欠。もっとも、スプリンターの多くがここまでの山岳や丘陵でかなりの消耗を強いられているのだ。アシスト陣がどれだけ身を粉にして働けるかも、ステージ結果に反映されることだろう。

●ステージ優勝 マイケル・マシューズ コメント
「ツール・ド・フランスは特別なレースで、出場するすべてのチームと選手が勝利を目指して走っている。だから、勝つためのチャンスはそう多くはないんだ。今朝、妻と話す機会があって、勝つためにはリスクを冒してでも、誰も予想していなかったことをしないといけないとアドバイスしてくれたんだ。つまりは、僕にとっては逃げることを意味していて、それが実際にうまくいった。

レース中は常に妻や娘のことを考えていた。彼女たちは一年中僕のためにたくさんの犠牲を払ってくれているのに、僕は彼女たちに何もしてあげられないんだ。最後の上りでベッティオルに抜かれたときに、彼女たちの顔が思い浮かんだよ。勝負をあきらめたくなかったし、娘に僕がプロライダーである理由を証明したいと思って全力で走ったつもりだ。彼女が僕のことを誇りに思っていると良いな。

今日一番苦しかったのは最後の2km。ここまで逃げてきた以上、勝たないといけないと思っていた。20人以上の逃げメンバーの中にはクライマーもいて、このままだと勝てないんじゃないかとも感じた。ただ、妻の言葉が頭にあって、スポーツディレクターのマット・ホワイトからの無線も耳に入っていた。彼は僕にぴったりのコースであると何度も言ってくれて、そのおかげで自信をもって走ることができたんだ。2人の言葉は魔法じゃないかと思うくらいだよ。」

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