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サイクル ロードレース コラム 2022年7月17日

【ツール・ド・フランス2022 レースレポート:第14ステージ】モンテ・ジャラベールの激闘再び 妻と娘を思い勝利したマシューズ「僕がプロライダーである理由を証明したかった」

ツール・ド・フランス by 福光 俊介
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「追いついたときには“やった!”と思ったよ。これでいけると。アタックも決まったと思った。まさかマシューズにまだ脚が残っていたとはね」(アルベルト・ベッティオル)

ここから驚異の粘りを見せたのがマシューズ。しばしベッティオルとの差をキープしつつ、頂上目前でベッティオルに再合流すると、「さっきのお返し」とばかりにカウンターアタック。ベッティオルに反応する力は残っていなかった。

マシューズを含めた逃げ集団

マシューズを含めた逃げ集団

「僕が単なるスプリンターではないことを示したかったんだ。第2週では今日しか僕のチャンスはないと思っていたので、絶対に決めたかった。僕だって今日みたいな走り方ができるんだよ! 勝つためにどれだけの犠牲を払わないといけないか、身をもってチームのみんなに伝えたいと考えていたんだ」(マシューズ)

マンド名物の滑走路フィニッシュへたどり着いたときにはベッティオルとは十分な差。残り200mで勝利を確信し、両腕を大きく広げてのウイニングライドを決めた。

早くから上れるスプリンターとして台頭し、数々のタイトルを手にしてきたマシューズ。丘陵コースにも強いことから、ワンデーレースにも活躍の場を広げる。ツールでは2017年にマイヨ・ヴェールを獲得。その時に挙げた2勝以来、5年ぶりのステージ優勝である。

「チームとしては昨日から明日にかけての3ステージを1つのブロックと考えているんだ。最低でも1勝を挙げようとみんなで意思統一している。これで目標達成。明日もう1つ獲れたら最高だね」(マシューズ)

これで、フランス人選手はマンドで5連敗となった。2015年の第14ステージで勝利に迫りながら、ロマン・バルデ(当時アージェードゥーゼール・ラモンディアル)と牽制しすぎるあまりスティーヴ・カミングス(当時MTN・クベカ)に優勝をさらわれてしまったティボー・ピノ(グルパマ・エフデジ)は、リベンジに燃えていたけど結果3位。最終盤に追い上げたものの、前の2人には届かず。苦い記憶を消し去ることはできなかった。

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