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サイクル ロードレース コラム 2022年7月17日

【ツール・ド・フランス2022 レースレポート:第14ステージ】モンテ・ジャラベールの激闘再び 妻と娘を思い勝利したマシューズ「僕がプロライダーである理由を証明したかった」

ツール・ド・フランス by 福光 俊介
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3賞ジャージを纏う3人が並ぶ

3賞ジャージを纏う3人が並ぶ

そんなことを繰り返しながら、40km地点を過ぎて23人の先頭グループが組まれた。総合最上位は、トップから15分46秒差の13位につけるルイス・メインチェス(アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)。さほど危険性がないと分かったところで、ユンボ・ヴィスマは集団統率を開始。レース全体が落ち着いたので、集団復帰を急いでいたログリッチも無事に戻ってこれた。

先行を容認された23人は、あっという間にタイム差を10分台に乗せた。山岳賞のマイヨ・ア・ポワを着るシモン・ゲシュケ(コフィディス)もここに乗り込めたので、ポイント貯金に勤しんだ。メイン集団とのタイム差は十分。早い段階でこのメンバーからステージ優勝者が出ることが決定的になった。

そんなグループの均衡を破ったのはマシューズだった。残り52kmで飛び出しを図ると、しばし独走。他の逃げメンバー間でこれを追うべくアタックが散発して、5kmほど進んだところでルイスレオン・サンチェス(バーレーン・ヴィクトリアス)、フェリックス・グロスシャートナー(ボーラ・ハンスグローエ)、アンドレアス・クロン(ロット・スーダル)が追走パックを形成。フィニッシュまで40kmを残したところでマシューズに合流した。

先頭4人と追走選手との差は30秒前後で推移。追う側からたびたびアタックがあったものの、どれも前線合流にはつながらない。懸命に逃げ続ける側では、下りでクロンにアクシデント。バイクトラブルが発生し、そのままコースアウトしてしまった。そこから3人逃げになったものの、後ろからの追撃をかわし続けた。

タイム差15秒で、最後の難所モンテ・ジャラベールを迎える。ここでもまた、マシューズが動いた。上り始めてすぐにサンチェスとグロスチャートナーを引き離すと、この日2度目の独走。大歓声を受けながら、激坂を駆けた。

ただ、そこはモンテ・ジャラベールである。簡単に勝負を決められるわけがない。追走グループで息をひそめていたベッティオルが、猛然とマシューズに迫った。残り3kmでついに追いつくと、その勢いのままアタック。数メートルながら、マシューズとの差が開いた。

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