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サイクル ロードレース コラム 2020年9月21日

【ツール・ド・フランス2020 第21ステージ結果速報】マイヨ・ヴェール着用のサム・ベネットが“スプリンター世界選手権”シャン=ゼリゼで完璧な勝利を掴む

ツール・ド・フランス by J SPORTS 編集部
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サム・ベネット

マイヨ・ヴェールでシャン=ゼリゼを完全制覇

マント=ラ=ジョリーのノートルダム教会前からスタートした146選手でのプロトンは和やかな雰囲気で122km先のパリを目指す。21歳で最終日にマイヨ・ジョーヌを纏うタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)はプロトン中からの祝福を受けながら終始笑顔で、チームメートのヤン・ポランツ、プリモシュ・ログリッチ(チーム ユンボ・ヴィズマ)やマテイ・モホリッチ(チーム バーレーン・マクラーレン)、ルカ・メズゲッツ(ミッチェルトン・スコット)のスロベニア同盟と記念撮影のあと、UAEチームエミレーツのメンバーと肩を組み撮影に応じた。

パレードのままパリ市内に入り、ルーブル美術館のピラミッドの前を横切りリヴォリ通りへ、オベリスクが見守るコンコルド広場からシャン=ゼリゼ周回コースへ。ニールソン・ポーレス(EFプロサイクリング)が最初に仕掛け、グレッグ・ファンアーヴェルマート(CCCチーム)、ピエールリュック・ペリション(コフィディス)、マキシミリアン・シャフマン(ボーラ・ハンスグローエ)、コナー・スウィフト(チーム アルケア・サムシック)が続く。

中間スプリントポイントでは集団の先頭で通過したサム・ベネット(ドゥクーニンク・クイックステップ)がポイント賞首位を数字的に確定させた。タイム差15秒程度で先行していた4選手を最終周回の凱旋門をこえた下りで捉えると、レミ・カヴァニャ(ドゥクーニンク・クイックステップ)がプロトンの速度を引き上げる。

チームサンウェブのトレインが西日に輝くテュルリー通りを牽引、隧道を抜け無人のノルウェーコーナーを通りカスパー・アスグリーンを先頭としたドゥクーニンクトレインが最良のラインで最終コーナーを曲がり、ミケル・モルコフとベネットの間にジャスパー・ストゥイヴェンとマッズ・ピーダスン(共にトレック・セガフレード)が入り込む。そのままスプリントに入ったベネットがピーダスンを追い抜き、そのまま先頭でフィニッシュラインへ飛び込んだ。

同タイムでポガチャルもフィニッシュ、この瞬間にツール・ド・フランス史上2番目に若い総合勝者が誕生した、また山岳賞とヤングライダー賞も獲得、3冠を達成している。

「シャン=ゼリゼでマイヨ・ヴェールを着て勝利するだなんて言葉にならない、このスプリンター世界選手権で勝てるとは思っていなかった」(ベネット、勝利後インタビュー)

第21ステージ結果
1 サム・ベネット(ドゥクーニンク・クイックステップ/アイルランド)in 02h 53' 32''
2 マッズ・ピーダスン(トレック・セガフレード/デンマーク)-
3 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)-
4 アレクサンダー・クリストフ(UAEチームエミレーツ/ノルウェー)-
5 エリア・ヴィヴィアーニ(コフィディス/イタリア)-
6 ワウト・ファンアールト(チーム ユンボ・ヴィズマ/ベルギー)-
7 カレブ・ユアン(ロット・スーダル/オーストラリア)-
8 ユーゴ・オフステテール(イスラエル・スタートアップネイション/フランス)-
9 ブライアン・コカール(B&Bホテルズ・ヴィタルコンセプト/フランス)-
10 マックス・ヴァルシャイド(NTTプロサイクリング/ドイツ)-

個人総合順位
1 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)in 87h 20' 05''
2 プリモシュ・ログリッチ(チーム ユンボ・ヴィズマ/スロベニア)+ 00h 00' 59''
3 リッチー・ポート(トレック・セガフレード/オーストラリア)+ 00h 03' 30''
4 ミケル・ランダ(チーム バーレーン・マクラーレン/スペイン)+ 00h 05' 58''
5 エンリク・マス(モビスター チーム/スペイン)+ 00h 06' 07''
6 ミゲルアンヘル・ロペス(アスタナ プロチーム/コロンビア)+ 00h 06' 47''
7 トム・デュムラン(チーム ユンボ・ヴィズマ/オランダ)+ 00h 07' 48''
8 リゴベルト・ウラン(EFプロサイクリング/コロンビア)+ 00h 08' 02''
9 アダム・イェーツ(ミッチェルトン・スコット/イギリス)+ 00h 09' 25''
10 ダミアーノ・カルーゾ(チーム バーレーン・マクラーレン/イタリア)+ 00h 14' 03''

ポイント賞
1 サム・ベネット(ドゥクーニンク・クイックステップ/アイルランド)380 pts
2 ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ/スロバキア)284 pts
3 マッテオ・トレンティン(CCCチーム/イタリア)260 pts

山岳賞
1 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)82 pts
2 リチャル・カラパス(イネオス グレナディアーズ/エクアドル)74 pts
3 プリモシュ・ログリッチ(チーム ユンボ・ヴィズマ/スロベニア)67 pts

新人賞
1 タデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ/スロベニア)in 87h 20' 05''
2 エンリク・マス(モビスター チーム/スペイン)+ 00h 06' 07''
3 ヴァランタン・マデュアス(グルパマ・エフデジ/フランス)+ 01h 42' 23''

チーム総合順位
1 モビスター チーム(スペイン)in 262h 14' 58''
2 チーム ユンボ・ヴィズマ(オランダ)+ 00h 18' 31''
3 チーム バーレーン・マクラーレン(バーレーン)+ 00h 57' 10''

総合敢闘賞
204 マルク・ヒルシ(チームサンウェブ/スイス)

第21ステージのリタイア
なし

Cycle*2020 ツール・ド・フランス

第21ステージ:ハイライト動画

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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