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千葉ジェッツの開幕2連敗は、多くの人が予想していなかっただろうし、筆者もその一人だった。初戦を落とした翌日の2戦目でよりハードに、そしてよりフィジカルにプレーしていたことは、フリースロー試投数が35本だったことでも明らか。では、なぜ負けたのか? と聞かれれば、エナジーの部分で渋谷に圧倒されたというのがその答え。大野篤史コーチはこう振り返る。
「セカンド・チャンスからキックアウトされてクロスマッチになったところで3P、クロックダウンしたところでミスコミュニケーションからのアウトサイドだったり、すごくもったいないシュートがあったし、防げたシュートだったと思います。それがなければポイント的に自分たちが勝てていたかなと…」
この試合での渋谷は、セバンスチャン・サイズの8本を筆頭にオフェンシブ・リバウンドを23本と、千葉のトータル・リバウンドよりも1本少ないだけ数字を記録。セカンド・チャンスからの得点では6-16という差をつけられても仕方なく、5点を追う4Q残り1分を切った局面でも3本のオフェンシブ・リバウンドを奪われていた。富樫勇樹がファウルするまで58秒間ディフェンスし続けることを強いられ、追撃のチャンスを手にできなかったのは、正にエナジーの部分で圧倒された象徴と言える。
「これが今の実力だと思います。いいディフェンスもありましたが、リバウンドが取れないとトランジションも出せないですし、リバウンドを取るまでがディフェンスだと一人一人の意識を変えていかないといけません。その他も課題は明確なので一試合一試合修正していきたいと思います」とは、試合後の富樫勇樹。2年連続のファイナル敗戦後に迎えた今季の開幕戦、千葉が決して受けて立つといったメンタリティで試合に臨んだとは思えない。この2連戦に関しては、渋谷の素晴らしいパフォーマンスが称賛に値する。
大野コーチの「自分たちはBリーグで何も成し遂げられていないチームなんだと改めて見つめ直して、もっとタフに修正していきます」と語ったように、この2連敗がチーム全体への目覚まし時計にしたいところ。このオフに大型補強を敢行したシーホース三河とのアウェイ2連戦は、立て直しのきっかけになるか否かで重要な試合になるだろう。
青木 崇
NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。
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