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昨年のトーナメントは、日本体育大が白鴎大とのハイスコアリングゲームを制して3連覇を成し遂げた。75回目を迎える今大会は、日本体育大の4連覇か、それとも勢力図の変化が起きるのか…。一発勝負のおもしろさに加え、チーム作りが本格的にスタートして間もない中、各校がどんな状況にあるかを知ることができる点でも、注目の大会だ。
4連覇を狙う日本体育大は、得点源の西部秀馬(現京都ハンナリーズ)、司令塔の月岡熙(現ファイティングイーグルス名古屋)、シューターの石川響太郎(現バンビシャス奈良)がいずれも卒業してプロになった。今年のチームは、インサイドで強烈な存在感があるコネ・ボウゴウジィ・ディット・ハメード(帝京長岡・4年)を軸。昨年バックアップとしてローテーション入りしていた朝田健心(金沢学院・4年)、大江悠斗(北陸・4年)、小田健太(福岡第一・4年)がステップアップにとどまらず、最上級生として一貫したパフォーマンスでチームに貢献できるかが、勝ち上がるためのカギとなる。筑波大との定期戦に敗れたことは、トーナメントへの準備でいい意味の目覚ましになったのではないか。
J SPORTS オンデマンド番組情報
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Aコート 駒沢公園屋内球技場(04/30)第75回 関東大学バスケットボール選手権大会【限定】
配信日時 : 2026年4月30日(木)午前10:55 ~
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Bコート 駒沢公園屋内球技場(04/30)第75回 関東大学バスケットボール選手権大会【限定】
配信日時 : 2026年4月30日(木)午前11:25 ~
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3位決定戦/決勝 第75回 関東大学バスケットボール選手権大会
配信日時 : 2026年5月6日(水)午後2:55 ~
昨年のインカレを制した白鴎大は、モンガ・バンザ・ジョエル(現さいたまブロンコス)がインサイドの核としてチームを支えてきた。成長著しい境アリーム(開志国際・4年)、ウィリアムス・ショーン莉音(仙台大附属明成・3年)、ネブフィ・ケルビン・シェミリー(開志国際・2年)らフロントラインの戦力が充実している。
特別指定選手としてB1を経験している内藤晴樹(仙台大附属明成・4年)が司令塔となり、2023年にU19日本代表として世界を体感した小川瑛次郎(羽黒・3年)と八重樫ショーン龍(仙台大附属明成・4年)がシューターとして相手の脅威になれる。
高い身体能力を誇るロイ優太郎(習志野・3年)、ストレッチ4として齋藤蓮人(京都両洋・3年)とフォワード陣にもタレントが揃う。網野友雄コーチは、「ケガ人が戻ってきたので、(チーム内で)もう1回競争し、調整してフルメンバーで行けそう」と語っている。
選手層の厚さという点では、東海大も白鴎大に負けていない。昨年のチームはローテーションに入っていた4年生が一人のみ。赤間賢人(現茨城ロボッツ)が中退したものの、佐賀バルーナーズの特別指定選手として素晴らしい活躍を見せた轟琉維(福岡第一・4年)、高い身体能力を持つスコアラーの十返翔里(八王子学園八王子・2年)を軸に、頂点を狙える力が十分にある。
フロントラインは中川知定真(東海大付属諏訪・4年)を筆頭に、ムスタファ・ンバアイ(福岡第一・3年)、佐藤友(東山・3年)、江川晴(実践学園・3年)、横山蒼太(実践学園・4年)でローテーションできる。榎木璃旺(福岡大附属大濠・1年)、宮本聡(福岡第一・1年)ら、ウインターカップを盛り上げた新入生がどこまで試合に絡んでくるかも、東海大の注目したいポイントになるだろう。
昨年57年ぶりにオータムリーグを制した早稲田大は、司令塔の下山瑛司(中部大第一・4年)、フィジカルの強さと得点力が兼ね備えた三浦健一(洛南・4年)、抜群のシュート力を持つ松本秦(洛南・2年)がチームを牽引する。宮本耀(福岡第一・1年)と野津洸創(藤枝明誠・1年)が新戦力として期待されているが、7人ローテーションが予想される現状だと、他校に比べると選手層に厚さがない。上位進出のプロセスで国士舘大と専修大を破り、白鴎大と対戦する機会を得ることは、早稲田大として今大会で最低限成し遂げたいゴールだろう。
昨年3位の明治大は近年、武藤俊太朗(開志国際・4年)を筆頭に有望な高校生が続々入学するなど、留学生のいないチームながら着実に力をつけてきた。しかし、今大会では4回戦の大東文化大戦が大きなチャレンジになる。その理由は、大東文化大のフロントラインだ。
チームを率いる西尾吉彦コーチは、ンジャイ・パプ・ンデリセク(八王子学園八王子・1年)と近怜大成(仙台大附属明成・2年)という200cmを超えるツインタワーで戦うつもりだ。この2人はいずれも機動力があり、特に近は故障が回復してコンディションを上げており、李相佰盃の日本代表候補にもなっている。昨年著しい成長を遂げたバラダランタホリ玲依(豊島学院・4年)もフロントラインでの貢献が見込める。ガードとウイングにいい選手を多く揃える明治大に対し、インサイドで主導権を握りたいところ。これができると、中村英司(広島皆実・3年)や和田拓磨(北陸・2年)の持ち味を発揮しやすい状況を作りやすい。ツインタワーが機能すれば、大東文化大はライバル校にとって脅威になりうる。
台風の目になりそうなのが、昨年2部降格という悔しい思いを味わった筑波大。日本体育大との定期戦で3年ぶりに勝利。20点を記録した髙田将吾(福岡大附属大濠・2年)が持ち味の得点力を今大会でも発揮し、坂本康成(中部大第一・4年)がアグレッシブに攻め続けるスタイルを貫き続ければ、昨年のような得点力不足に泣く試合は減るはずだ。江戸川大と中央大に勝ってベスト8に進出できれば、明治大か大東文化大の勝者との対戦が濃厚。1年で1部復帰を目指す筑波大にとって、今大会はシーズンの行方を占ううえでも大きな意味がある。
日本大は一昨年のインカレ制覇に貢献した新井楽人(現横浜ビー・コルセアルーズ)、泉登翔(現富山グラウジーズ)が卒業。身体能力の高いポイントガードの山田哲汰(白樺学園・4年)が、チームを牽引するリーダーとしての活躍を期待したいところ。中央大は東海大付属諏訪時代からガードコンビを組む高山鈴琉と石口直、坂口大和(北陸学院)の4年生トリオに注目だ。
選手層の厚さと総合力を理由に、現時点では白鴎大と東海大が上位2校と予想する。しかし、ベスト8まで勝ち上がれば、どのチームにも優勝の現実的なチャンスがある。それこそが、この大会の最大の魅力だ。
文:青木崇
J SPORTS 放送情報
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第75回 関東大学バスケットボール選手権大会 3位決定戦/決勝
放送日時:2026年5月6日(水)午後 2:55 ~ J SPORTS 4
青木 崇
NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。
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