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【2018-19 B.LEAGUE NOTEBOOK 20】新潟との敵地2連戦を1勝1敗とし、中地区制覇への希望を残した川崎
B.LEAGUEコラム by 青木 崇新潟アルビレックスBBとの2連戦に臨んだ川崎は、3月16日の初戦を74対85で落とした。翌日の2戦目も負けてしまった場合、ゲーム差は5まで開く。残る直接対決3試合をすべて勝ったとしても追いつけない状況に陥ってしまうことからも、17日の一戦はシーズンの命運がかかったと言っていいビッグゲームだった。
北卓也コーチの「昨日の反省として、出だしでリードされて追い上げる展開になったせいか、慌ててプレーをしていることが映像で分かったので“正確にプレーできていなかった”というのを伝えて、ボールをうまく回してプレーしようと話しました」というコメントをしっかり理解して試合に臨めたことは、1Qだけで8本のアシストを記録していたことでも明らか。24対12と序盤で主導権を握った川崎は、ニック・ファジーカスが32点、19リバウンド、辻直人も5本の3Pを含む21点を記録するなど、日本代表の2人がチームを牽引。81対72での勝利は、中地区を制覇してのチャンピオンシップ進出に望みをつないだ。
この日は長谷川技が1戦目より10分以上長い31分5秒間プレーし、今季最多となる7アシストを記録するなど、攻防両面ですばらしい仕事をしていた。ディフェンスで評価されている長谷川が得点に結びつけるプレーを何度も見せたことは、ツジーカスと呼ばれる日本代表の2人をいい形でサポートしていた証と言えるもの。ファジーカスの帰化によって、バーノン・マクリン、シェーン・エドワーズの3人を同時に使える川崎だが、ロールプレーヤーのステップアップはB1の頂点を目指すチームにとって欠かせない要素である。
「昨日も気合いを入れて臨んだんですけど、今日は改めて気持を切り替えて臨みました。これだけやれるっていうのはチームとしてもわかったので、だからこそ昨日の試合が悔やまれます」と辻が語ったといえ、ブースターの大声援がアオーレ長岡中に響き渡る中で手にした1勝は、川崎にとって貴重だった。
川崎が新潟相手の残り3戦に全勝すれば、直接対決で5勝1敗。新潟が依然として優位な情勢にあるといえ、レギュラーシーズン終了時に同じ勝敗だった場合、川崎はタイブレークで上回っての地区優勝を成し遂げることが可能だ。残り13試合、この2チームによる争いがシーズン終盤における注目したい要素の一つなのはまちがいない。
青木 崇
NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。
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