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★★★:アイザック・バッツ(シーホース三河 #5)
栃木ブレックスに昨年の雪辱を果たした中で、1戦目は金丸晃輔、2戦目は比江島慎が主役となった。しかし、この2試合で栃木にとって厄介な存在となったのは、横幅のある体を武器にインサイドで素晴らしい仕事をしたのがバッツ。1戦目は6本のFGと2本のフリースローをすべて決めての14点、18リバウンド。2戦目も16点、14リバウンドとダブルダブルを連発した。2戦目は桜木ジェイアールが4Q中盤でファウルアウトとなった中で、最後の10分間で奪った6本中3本がオフェンスリバウンド。栃木の猛追撃にあっても最後まで追いつかせなかったという点で、バッツの活躍は三河を勝利に導いた理由と言える。
★★:ギャビン・エドワーズ(千葉ジェッツ #21)
今季の千葉が昨季以上に攻防両面で強力なチームとなったのは、エドワーズの一貫した活躍によるところが大きい。それはチャンピオンシップでも同様で、川崎ブレイブサンダースとのクォーターファイナルでは、大勝した1戦目は3本の3Pを決めるなど、11本中8本成功という高いFG成功率で20点をマーク。ロースコアの展開で敗れた2戦目も11点、8リバウンドと奮闘し、シリーズに決着をつける第3戦では、富樫勇樹がビッグショットを決めたといえ、8点中6点を序盤に奪い、試合の主導権を握るきっかけを作った。
★:川村卓也(横浜ビー・コルセアーズ #1)
昨季の残留プレーオフ1回戦を思い起こさせるかのように、今季は西宮ストークス相手にオフェンスの核として横浜を牽引した。1戦目は29点と孤軍奮闘という形で敗れてしまったが、2戦目は15点、10アシストというダブルダブルを達成。第3戦ではFGこそ6本中2本成功に終わったといえ、アグレッシブに攻め続けたことでチーム最高の7点をマークした。後半の序盤で6点リードされながらも、ハシーム・サビード・マンカのオフェンスリバウンドからの得点で逆転した後に迎えた1分45秒に決めたジャンプシュートは、試合の行方を決めるうえで大きな意味があった。
青木 崇
NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。
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