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野球 コラム 2026年8月24日

都市対抗野球、注目選手紹介:ドラフト候補の即戦力野手5人

野球好きコラム by 大島 和人
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藤澤涼介(東京ガス)

2025年のプロ野球ドラフト会議では、社会人野球から12名(投手7名/野手5名)が指名を受けた。

今年はまだ「一軍でポジションをつかんだ」と言えるレベルの社会人出身の新人野手がいないものの、セ・パ両リーグの打率上位を見ても中野拓夢(三菱自動車岡崎→阪神タイガース)、度会隆輝(ENEOS→横浜DeNAベイスターズ)、水野達稀(JR四国→北海道日本ハムファイターズ)、西川龍馬(王子→オリックス・バファローズ)と、社会人球界出身の野手の名は目に入ってくる。

第97回 都市対抗野球大会

そして、2026年夏の第97回都市対抗野球大会は、例年になく野手に魅力的な人材が多い。今回は『投手編』に続いて、今大会に出場するプロ注目の野手を5名紹介したい。

まず外野手2名を紹介する。藤澤涼介(東京ガス)は横浜国立大学から入社して2年目の外野手。187センチ・90キロの大型スラッガーだ。

佐野日大高校では特進科に在籍しており、スポーツ推薦でなく一般受験で横浜国立大学の理工学部化学・生命系学科に進学。大学で台頭すると、大学通算14本塁打を記録し、侍ジャパン大学選抜の候補にも入った。東京ガス入社後も初年度から中軸として活躍し、今年の東京2次予選では5試合で打率.476、1本塁打、8打点を記録している。

右の長距離砲は今のアマ球界でも希少性が高く、また彼は「コンタクト力」も高水準。さらに藤澤は走塁と送球もプロで強みになるレベルにある。上位指名が濃厚で、1位指名を受けても不思議はない。

柴崎聖人(王子)は昨年の都市対抗で打率.333、2本塁打、3打点、3盗塁と大活躍。チームの都市対抗制覇に貢献し、若獅子賞にも輝いている。打力、走塁に加えてセンターからの送球も抜群で走攻守がいずれも高レベルだ。173センチ・85キロと大柄ではないが、「飛ばせる」タイプでもある。

大阪経済大学時代も彼は「プロ注」で、大学日本代表候補への招集歴もあった。しかし、「左打ちの外野手」は他にライバルが多く、2年前は指名を受けられなかった。この都市対抗で結果を残せば、もう評価は不動だろう。

第97回 都市対抗野球大会

内野も即戦力タイプは豊富だ。杉崎成(JR東日本)は明治大学から入社して2年目で、主にサードを任される右打ちの強打者。176センチ・82キロと大柄ではないが、スイングの鋭さ、長打力が優れている。

特に守備や走塁が際立つタイプではないが、NPBは「打撃が武器の選手」の需要が増えている。パ・リーグに続いてセ・リーグも2027年から指名打者を導入し、外国人選手もかつてのようなスラッガータイプが減っているからだ。

守備、走塁の優れたタイプでいうと、松浦佑星(三菱重工East/ENEOSからの補強選手)と相羽寛太(東邦ガス/ヤマハからの補強選手)の2人が気になる。松浦は入社3年目の左打者で、175センチ・75キロのショート。日本体育大学時代は3年の秋季リーグ戦(12試合)で14盗塁を記録した俊足が最大の武器だ。

相羽は静岡高校から入社6年目で、178センチ・84キロの右打者。元々は守備力の際立つタイプだったが、昨年の都市対抗では15打数7安打、打率.467を記録して首位打者賞を獲得し、ベスト4進出の立役者になった。

今秋のドラフトで「内野手の即戦力」が欲しい球団にとって、彼らは今すぐ必要な人材ではないだろうか。

文:大島和人/写真:産経新聞社

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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