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野球 コラム 2026年10月2日

鈴木誠也、FAマーケットではトップ層

MLBコラム by 山田 結軌
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FA市場でトップ層の外野手となる鈴木

カブスの鈴木誠也(32)がシカゴを離れる可能性を10月1日、米ウェブメディアの『ジ・アスレチック』のサハデブ・シャルマ、パトリック・ムーニー両記者が伝えた。

今季限りで5年契約を終え、メジャー移籍後初めてフリーエージェント(FA)となる。カブスは今オフ、投手陣の補強を優先するとみられ、両記者は球団が鈴木を巡る争奪戦に加わり、競り勝つ可能性は低いとの見方を示した。

ポストシーズン ディビジョンシリーズ

パドレスとのワイルドカードシリーズで敗退後、鈴木は5年間を過ごしたシカゴには特別な気持ちが芽生えたことを明かした。

「思い出を語り出したら3時間ぐらい話さないといけないですけどいいですか?(笑)」

まずそう言って、笑った。

「すごく思い出もたくさんありますし、もちろんファンのみなさんの声援だったり(地区シリーズまで勝ち進んで)リグレーフィールドで野球をやる、この素晴らしさを改めてもう1回やりたかったですけど、すごくいい思い出にはなってますね。家族もすごくシカゴが大好きです」

ポストシーズン ディビジョンシリーズ

鈴木は広島からポスティングシステムを利用し、2022年3月にカブスと5年総額8500万ドル(約134億円)で契約。500万ドル(約7億9000万円)の契約金を含み、全球団にもトレード拒否権も付いた。

契約最終年の今季は143試合で打率.270(545打数147安打)、26本塁打、86打点、OPS.841。メジャー5年間では675試合で打率.269(2540打数683安打)、113本塁打、382打点、OPS.823を記録した。FAマーケットでは、トップ層の打者、外野手だ。

今季は右翼守備でも大きく改善した。スタットキャストで守備範囲を打球の難易度などから評価するOAA(平均的な野手と比べて、どれだけアウトを増やしたかを示す指標)は昨季の0から+5へ上昇。メジャー5年間で自己最高だった。

「最後こうやって守備がしっかり向上して、周りのみんなに信頼してもらえたっていうのはすごくうれしかったですね」

練習中の鈴木

一方、5年間の自己評価は向上心ゆえ、厳しかった。

「もっともっとできたんじゃないかなっていうか、もっと自分に期待してた部分もあったんで、悔しさが残るシーズンがほとんどだったのかなって思います」

初めて経験するFAについては「どういう動きでどう話が進んでいくのかっていうのが全く想像できないんで分からないですけど」と率直に語った。カブスへの愛着も強い。

「この球団に思い入れがあるので、どう進もうが、自分がやるべきことはしっかり来年にやりたいなって思います」

5年間で113本塁打を積み重ね、契約最終年には守備面でも進化を示した。32歳で初めて迎えるFA。慣れ親しんだシカゴに残るか、新天地へ向かうか、今オフの去就が注目される。

文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)

J SPORTS 放送情報

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。

X(旧:Twitter)
@YamadaMLB

Instagram
yukiyamada_mlb

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