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野球 コラム 2026年10月2日

村上宗隆が信じた「勝つ集団」、因縁のガーディアンズ戦へ

MLBコラム by 山田 結軌
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シャンパンファイトでバルガスと肩を組む村上

ホワイトソックスが、若い力で最初の関門を越えた。9月30日(日本時間10月1日)、敵地『ダイキンパーク』で行われたアストロズとのワイルドカードシリーズ(3回戦制)第2戦に7-3で勝利。

2連勝でシリーズを突破し、2005年ワールドシリーズ以来21年ぶりとなるポストシーズンのシリーズ勝利を飾った。メジャー1年目の村上宗隆(26)も歓喜の輪に加わった。

ポストシーズン ディビジョンシリーズ

シリーズ開幕前日。3年連続100敗以上を喫していたホワイトソックスと契約した際、チームの可能性をどう考えていたかと問われ、村上は笑った。

「フフ。今それを言うかという気持ちですけど、こうしてポストシーズンを迎えられることをもちろん目標にしていました。毎回言ってますけど勝つ集団になるというのは、僕が入ったときからそう思ってました」

過去の低迷より、目の前の仲間を見てきた。春季キャンプでは若い選手たちの才能を感じ、「勝ちにいくことが僕らの仕事」と目標は共有した。チームは84勝78敗でポストシーズンへ進み、今季2勝5敗と負け越したアストロズを敵地で撃破した。

ポストシーズン ディビジョンシリーズ

第1戦では「4番・一塁」で3打数1安打、1打点。1回1死1・3塁から右翼へ先制犠飛を放つV打。「なんとかランナーを返せるように」とチームとしてのポストシーズン初得点をもたらした。

第2戦は5打数無安打、3三振だったが、チームは1回に4点を先制。6回にはチェイス・マイドロス(25)の3ランで突き放した。

ワイルドカードシリーズで打撃練習する村上

最後の打者が空振り三振に倒れると、村上は一塁の守備位置で小さく拳を握り、スキップをしながら歓喜の輪へ向かった。

「今日は僕は何もしていません。ファーストで球を捕っただけです」とノーヒットを自虐しつつ、仲間との祝勝会を楽しんだ。

地区シリーズで待つガーディアンズとは、レギュラーシーズン最後まで地区優勝を争った。ホワイトソックスは直接対決で7勝6敗と勝ち越し、総得点も58-57。13試合中11試合が3点差以内、7試合が1点差と紙一重の戦いが続いた。敵地クリーブランドでは3勝4敗と負け越している。

村上自身はガーディアンズ戦6試合で打率.158(19打数3安打)、2本塁打、3打点、12三振。8月の本拠地3連戦では2本塁打を放った一方、打撃成績が下降した9月のクリーブランドでは3試合で8打数無安打、7三振と封じられた。

「地区優勝を逃がした悔しさがあるし、僕たちは強いな、という戦いができればと思います」

ワイルドカードシリーズは計8打数1安打、1打点。次は地区優勝を阻まれた相手との再戦になる。35本塁打を放った主砲が、苦しんだクリーブランドでのキーマン。村上の一打が大きな鍵を握る。

文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)

J SPORTS 放送情報

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。

X(旧:Twitter)
@YamadaMLB

Instagram
yukiyamada_mlb

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