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野球 コラム 2026年7月6日

【横浜好き】過去には2日にまたがる試合も。ベイスターズの長時間試合を調べてみた

野球好きコラム by 大久保泰伸
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横浜スタジアム夜景

7月2日の広島戦が今季両リーグ最長の試合時間になりました。午後6:15に始まった試合が終わったのは午後11時36分。延長12回、5時間21分に渡ったゲームは、両チーム合わせて24安打の乱打戦となりましたが、最終スコアは3-3と、不振が続く両チームを象徴するような結果となりました。

球団史上最長レベルの試合時間となった今回の広島戦ですが、過去の試合時間の記録を調べてみると、まだまだ長時間のゲームは存在しました。今回は、ベイスターズに関する歴代最長試合から、近年の主な長時間試合まで調べてみました。

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NPB史上最長試合は、1992年9月11日、甲子園球場で行われた阪神vs.ヤクルト戦の6時間26分ですが、この試合は両チームの監督による審判への抗議時間が37分間ありました。雨や抗議による長時間の試合中断を含まない『純粋な試合時間』の歴代最長試合時間ゲームには、ベイスターズが絡んでいます。

その試合は1996年9月8日、下関球場で行われたベイスターズvs.ヤクルト戦。地方球場での単発の試合という関係もあり、午後4時プレイボールとなった試合が終わったのは午後10時19分。6時間19分の試合は延長14回表、横浜8番手の河原隆一がヤクルト・宮本慎也に勝ち越し適時打を打たれて、6-5でヤクルトが勝利しています。

当時は延長15回制で、ベンチ入り選手のほとんどが出場する総力戦となり、1点を追う14回裏のベイスターズの攻撃では2死一塁で投手の河原に打順が回りましたが、野手を使い果たして代打を出せず最後の打者になった、というエピソードもありました。

近年の5時間超えのゲームは、2024年5月25日、横浜スタジアムでの広島戦。延長12回表にベイスターズ7番手の三嶋一輝が坂倉将吾に勝ち越し二塁打を打たれ、さらに代わった石川達也も矢野雅哉、二俣翔一にタイムリーを打たれて3点を奪われて6-9で敗れました。

試合時間は5時間16分。この日はハマスタに当時の史上最多動員を更新する3万3376人の観衆が集まっていましたが、延長10回に3本の本塁打を打たれて敗れた前日の同カードに続き、2試合連続延長戦での敗戦となってしまいました。

球団38年ぶりのリーグ優勝、日本一に輝いたシーズンにも、試合時間6時間13分の伝説的なゲームがありました。1998年8月9日の福山球場で、この時の相手も広島。

序盤から打ち合いとなり、横浜は4回までに毎回得点の6点を奪いましたが、先発した三浦大輔が5回までに5失点。その後同点に追い付かれ、6-6のスコアで延長戦に入り、迎えた15回表、1死満塁のチャンスから暴投で勝ち越すと、その後は敵失やロバート・ローズの満塁一層の二塁打など、一挙8得点を奪って勝ち越し。

試合が終わったのは午前0時15分と、2日がかりとなった14-6での勝利は、まさにこの年の「マシンガン打線」の勢いを象徴するゲームとなりました。ちなみにこの3日前の阪神戦でも、ベイスターズは5時間17分に及ぶ試合をしており、直近4試合の合計試合時間は18時間34分と、当時の記事にありました。

2日がかりの試合は、横浜大洋ホエールズの時代にもありました。1990年8月4日、横浜スタジアムで行われた中日戦は、延長15回にジム・パチョレックのサヨナラ打が出て6-5で勝利。午後6時20分に始まった試合が終わったのは午前0時11分で、試合時間は当時の日本最長記録である5時間51分でした。

延長戦で両チーム得点できない展開が続き、スコアボードに併設する大画面のスクリーンにはJRや地下鉄の最終時刻が映し出され、試合途中には約3万人いた観客は終電がほぼなくなった試合終了時には数百人程度だった、という記事もありました。

近年は試合時間短縮の流れがトレンドとなり、ピッチクロックや延長戦でのタイブレーク制の導入などが検討されていますが、7月2日のゲームは5時間超えもまだまだあることを実感させられた試合でした。

文:大久保泰伸/写真:産経新聞社

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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