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カイル・マラー(ドラゴンズ)
6月に入った。連日30度を超える猛暑が襲ってきたと思ったら、今度は台風が日本列島に接近するという。対象地域にお住まいの方は警戒を怠らずにお過ごしください。
プロ野球はセ・パ交流戦が始まり、今週はセ・リーグ本拠地での6連戦。中日ドラゴンズはドームでの開催だが、屋外球場では台風による試合中止なども出てくるかもしれない。
そんな中、ドラゴンズは先週、どんな1週間を過ごしたのか。交流戦最初の6連戦を振り返りつつ、今週の展望を綴りたい。
中日ドラゴンズ2026
◆先週は4連勝からの2連敗
・5月26日(火):◯1-0 東北楽天
・5月27日(水):◯7-2 東北楽天
・5月28日(木):◯2-1 東北楽天
交流戦開幕カードは東北楽天との3連戦。本拠地『バンテリンドームナゴヤ』に迎えてのシリーズだった。結果は3連勝と最高の形になった。
初戦はカイル・マラーが8回5安打無失点の快投。見事に今季初勝利をマークした。これまでも好投が続いていただけに、ようやくといった感じだ。松山 晋也も5月9日以来のセーブを挙げている。チーム唯一の得点は主砲・細川 成也のソロによるものだった。
2戦目は先発・櫻井 頼之介が初回に2点を失うも、その後は粘りの投球で6回まで投げ切ってプロ初勝利。お立ち台での初々しい姿が印象的だった。打線は3回に鵜飼 航丞が同点ソロ、4回には石川 昂弥が勝ち越し弾と、和製大砲コンビが結果を残している。
3戦目は金丸 夢斗が8回まで1失点の好投。打線はなかなか援護できなかったが、8回裏に田中 幹也の内野安打で作った好機を活かし、村松 開人がレフト前に落とす同点打。さらに3番に入っていた板山 祐太郎が犠飛を放ち、逆転に成功。最後は松山が抑えて逃げ切った。
・5月29日(金):◯5-1 オリックス
・5月30日(土):●1-3 オリックス
・5月31日(日):●5-7 オリックス
週末は京セラドーム大阪に乗り込んでのオリックス戦。初戦はものにしたが、土日は連敗を喫している。
初戦は1点を追う4回、石伊 雄太がレフトスタンドに叩き込む同点ソロ。7回には細川が満塁から2人の走者を返す適時打で勝ち越し。続く8回は田中が2点適時打を放ち、突き放した。投げては、柳 裕也が球数を要しながらも6回1失点にまとめて4勝目。5月は4戦3勝と白星に恵まれた。
土曜の第2戦は石川が特大ソロを放つも、打線はこの1点のみ。先発の大野 雄大は中盤以降の省エネ投球もあり8回まで投げ切るも、3失点の『完投負け』。交流戦開幕から続く連勝は「4」でストップした。
3戦目は打線が活発で、2点ビハインドの2回に一挙4点を奪って逆転。石川と鵜飼の適時打、村松の犠飛が飛び出した。4回には田中の犠飛で5-2とするが、先発の髙橋 宏斗がピリッとせず4回途中で降板。再び逆転を許し、連敗となった。
交流戦最初の1週間は4連勝からの2連敗。シーズン通算では52試合を消化し19勝32敗1分け、5位・広島と0.5ゲーム差の最下位に位置する。
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◆今週は本拠地で6連戦、パ・リーグ上位チームを迎え撃つ
今週の予定は以下の通り。
・6月2~4日:vs.福岡ソフトバンク(バンテリンドームナゴヤ)
・6月5~7日:vs.埼玉西武(バンテリンドームナゴヤ)
週の前半は昨季の日本一チーム・福岡ソフトバンクとの対戦。福岡ソフトバンクは首位と2.5ゲーム差のパ・リーグ3位につけている。中日としては交流戦通算30勝41敗3分と相性が悪く、昨季はビジターで3タテを喰らっている。今季はホームでやり返したい。
注意すべきはリーグ屈指の攻撃力。栗原 陵矢は16本塁打41打点で両リーグトップの数字を誇り、近藤 健介もリーグ2位の35打点を挙げている。
さらに、5月中旬から1番に定着した正木 智也も長打力を発揮。警戒すべき打者が多い。投手陣では、初戦先発の大津 亮介がリーグ2位の防御率1.33。先週の巨人戦でも7回1失点の好投を見せている。マラーとの投げ合いは見ものだ。
週末はパ・リーグ首位・埼玉西武との3連戦。交流戦通算は34勝38敗2分。直近5年で勝ち越したのは1度(2023年)のみと難しい相手だが、本拠地の大声援を背に勝ち越しを狙いたい。
こちらは投手力の高さが際立ち、チーム防御率2.60と167失点はパ・リーグで最も良い数字だ。先発が予想される髙橋 光成と隅田 知一郎は、ともにリーグ内で屈指のクオリティを保つ。
19歳・篠原 響とドラフト2位左腕・岩城 颯空の勝ちパターンはフレッシュだ。打線では4番のタイラー・ネビンに注意。5月1日の一軍合流以降、打率.341&9本塁打の大暴れ。交流戦でもすでに2本のアーチを架けている。柳と大野の老獪なピッチングで長打を防げるか。
文:加賀一輝/写真:産経新聞社
加賀 一輝
1988年3月6日、愛知県生まれ。2016年~23年まで『スポーツナビ』にて編集・編成を担当。在職中に五輪・パラリンピックへの派遣、『Number』『文春オンライン』等への寄稿を経験。24年より独立。スポーツに関するライティング、編集、MCなど幅広く活動する。趣味は草野球で、1週間で20イニング投げることも。Xアカウント
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