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野球 コラム 2026年6月1日

【横浜好き】ベイスターズ、今季一軍未登板の投手について調べてみた

野球好きコラム by 大久保泰伸
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横浜スタジアム

セ・リーグ4位で挑んだ交流戦も2カード連続負け越しと、厳しい戦いが続いている横浜DeNAベイスターズ。

高卒3年目の武田 陸玖がプロ初先発となった5月30日の埼玉西武戦も、0-6で完敗に終わり、相川亮二監督は、疲れの見え始めている投手陣に関して「一軍はもちろん、二軍で待機している人たちも含めて、全員の力でなんとかしていく」と、総力戦での現状打破を誓いました。

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5月31日の同カードでは、山本 祐大との交換トレードで、井上 朋也とともに福岡ソフトバンクから移籍した尾形 崇斗が移籍後初先発し、5回無失点の好投でセ・リーグ初勝利をマークしましたが、尾形も相川監督の言う「二軍で待機している人たち」の1人でした。

現在のチームでは、この『二軍待機組』の投手がどれだけいるのか。今季一軍未登板の投手について調べてみました。

移籍後初登板初勝利をマークした尾形は、トレード移籍後、ファーム・リーグでは2試合に先発し、東京ヤクルト相手に5回、中日相手に6回を投げて無失点と好投していました。

既存の選手で、5月31日時点での今季一軍未登板の支配下選手は、故障やリハビリなどで二軍でも未登板の大貫 晋一森原 康平坂口 翔颯を含めて7人いますが、もっとも一軍に近いと思われるのが、昨季途中に3年ぶりに米国からNPB復帰を果たした藤浪 晋太郎でしょう。

藤浪は今季、ファームで6試合に登板して1勝1敗、防御率1.42。6試合中4試合で先発起用され、直近の3試合では5月13日の巨人戦で4回2失点(自責点1)、22日の中日戦は5回1失点で勝ち投手となり、30日のファーム交流戦・オイシックス戦では5回2失点ながら自責点0と、一定の内容を見せています。

この3試合では、課題だった与四球も1、2、1と大崩れはなく、暴投もゼロ。勝ち投手となった中日戦では8奪三振を記録するなど、一軍昇格に向けて状態を上げていると言えそうです。

先発としてここ数年、一本立ちが期待されている小園 健太も、今季一軍では未登板の1人ですが、ファームでは5試合に登板して2勝0敗、防御率3.38。

5試合中3試合で先発しており、4月29日の北海道日本ハム戦は5回途中2失点で勝ち負けなしでしたが、5月8日のハヤテ戦で6回3失点、リリーフ登板を挟んでの27日の東北楽天戦でも6回無失点で、いずれも勝利投手になっています。

勝った2試合では、いずれも90球近い球数を投げており、27日は被安打2、与四球1、6奪三振と上々の投球を見せています。将来のエース候補と言われ続け、今季5年目を迎える高卒ドラ1右腕が、チームの危機を救う救世主になるかもしれません。

リリーフ陣では、今季プロ3年目を迎えた松本 凌人が15試合に登板して防御率1.26と好成績を残しています。サイドハンドからの力のある速球が武器の右腕は、ルーキーイヤーから10試合に登板し、昨季も4試合に登板しましたが、防御率7.36とややアピールに欠ける内容でした。

昨季も二軍ではチームトップの49試合に登板している松本ですが、今季もファームリーグではブルペンの主戦格として、5月に入って7試合無失点と好調を維持しており、一軍でも戦力となる日が近いかもしれません。

もう1人、一軍実績も十分の佐々木 千隼が8試合の登板で防御率0.90と好成績を残していますが、こちらは5月13日以来、ファーム・リーグでも登板がなく、一軍昇格はまだ遠そうです。

それよりも隠し球的な存在として注目したいのが、育成枠の浜地 真澄馬場 皐輔の2人です。2人とも阪神などで一軍実績は十分の投手ですが、浜地は今季ファーム・リーグでリリーフとして15試合に登板して2勝0敗、防御率1.29。馬場も同じく15試合登板で防御率1.38と、二軍では別格の投球を見せています。

6月1日には庄司 陽斗が支配下登録されましたが、実績、経験とも十分な2人の元阪神投手がシーズン途中での支配下登録となれば、面白い存在になるかもしれません。

文:大久保泰伸/写真:産経新聞社

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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