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オープン戦初打席で本塁打
いきなり打っちゃうの?!いや、それともやっぱり打ったか?!
ファンの人たちは両方の感想だったかもしれない。2月28日、ドジャースの大谷翔平投手(30)は、エンゼルス戦でオープン戦初出場。「1番・DH」で3打数1安打(1本塁打)だった。
1回先頭打者。先発した菊池雄星投手(33)がフルカウントから投じた真ん中高め、やや外よりの93.9マイル(151キロ)の直球をレフトのドジャースブルペンに運んだ。「(カウント)3-2だったので単純にストライクだったら振るし、ボールだったら見逃すということだけ考えていました」
1打席目から確信歩き&バットフリップを披露。昨年、ワールドシリーズ第2戦で痛めた左肩と、その修復手術の影響を感じさせないほどだった。
キャンプイン序盤には「まだ違和感がある」とした左肩に不安は消えつつある。「違和感はないですけど、1打席1打席チェックしながら最後(第3打席の三振)は特にタイミングがちょっと遅れ気味の空振りであったので、そこも含めて問題なかったので、よかった」。
菊池と対戦した2打席目には、ど真ん中に入った81.3マイル(131キロ)のスイーパーに打ち取られ、ショートフライ。打った瞬間に顔をしかめ「あー!」と叫んでしまった表情から、ミスショットした悔しさもうかがえた。
花巻東高校の先輩、菊池から打ったことを問われると「たまたまだと思います」というだけにとどめた。過去のレギュラーシーズンでは、24打席で打率.304、3本塁打、7三振。
今季からは、同じロサンゼルス近郊に本拠地を置くアナハイムに菊池が移籍したため、1年に公式戦では4試合の対戦がある。日本のファンには楽しみなマッチアップが多くなる。
キャッチボールをする大谷翔平
投手としてのリハビリも順調だ。オープン戦の出場前にはキャッチボール。5月に見込まれる投手復帰は、二刀流ならではのプロセスになりそうだ。それは、マイナーリーグでの登板はしない、ということだ。
通常、トミージョン手術に限らず、故障からメジャー復帰を目指す過程でマイナーの試合に出場して、リハビリの最終チェックをする。大谷はDHとして日々、メジャーの試合に出場するため、マイナーにいくことができない。
「前回の手術のときもそういう感じではやっているので、そういう意味では初めてではないというのは、復帰する上で自分の心の中で余裕が持てる要因。あまり焦ることなく、しっかりとどこで投げるかより、自分のフィーリングが大事かなと思っています」。
試合前にライブBPなどの実戦的な投球練習のみで、メジャー復帰のマウンドを目指す大谷ならではのスケジュールになる。
今後、打者としてのオープン戦出場は基本的に1試合出場、1日欠場の『1勤1休』を繰り返しながら打席数を重ねる。3月2日(日本時間3日午前5時5分)のホワイトソックス戦(ホーム・グレンデール)でオープン戦2試合目に臨む予定だ。
文/写真:山田結軌=MLBジャーナリスト
山田 結軌
1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。
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@YamadaMLB
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