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菊池雄星(アストロズ)
トレードデッドラインから1ヶ月半ほどが経過し、ポストシーズンへ向け各球団の敢行した補強の成否が明確になりつつあるわけだが、MLB.comはレギュラーシーズンが最終局面を迎えようというこのタイミングで、夏場の補強の格付けを発表した。
同サイトは現地9月14日付で、「利益から結果的に考えると、これらチームがトレードデッドラインで勝利」と題した記事を掲載し、夏場の補強に成功した7球団をランキング形式で選出しており、ブルージェイズから菊池雄星を獲得したアストロズが5位にランクインしている。
記事ではアストロズによる左腕の獲得について、「アストロズのダナ・ブラウンGMが球団の9番目(投手のジェイク・ブロス)と、13番目(内野手のウィル・ワグナー)のプロスペクトに加え、外野手のジョーイ・ロペルフィドと引き換えに、ブルージェイズから苦しんでいる先発投手のユウセイ・キクチを獲得した際、この業界の誰もが、これを過剰な支払いだと考えた」と前置き。
そして、「恐らくそうだった」としつつ、「しかし、即時のインパクトを査定すると、アストロズは合格ということになる」と評した。
続けて記事では、ヒューストン移籍後の菊池について、「この球団は、またも地区優勝を確定させようとしつつ、再度ワールドシリーズ制覇を狙っているわけだが、キクチは彼らにその方向を指し示している」とした。
「彼は先発登板したデッドライン直前3試合の自責点を16としていたが、ヒューストンへやって来ると、配球を変え、48イニングを投げ、5勝無敗、防御率3.19、WHIP 0.94としている。アストロズは彼が先発登板した試合の成績を8勝無敗としている」と、左腕がもたらした「即時のインパクト」を数字で示した。
菊池はこのままのスケジュールで行けば、レギュラーシーズンは残り2試合で先発するものと見られ、現在の調子を維持することができれば、先発ローテーションの一角として、ポストシーズンでプレーするベテラン左腕の姿を見ることができそうだ。
なお、MLB.comによる同ランキングは次の通り。
1位: ロイヤルズ
2位: パドレス
3位: ドジャース
4位: ダイアモンドバックス
5位: アストロズ
6位: オリオールズ
7位: フィリーズ
J SPORTS 編集部
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