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横浜DeNAベイスターズ
出場機会に恵まれない選手の移籍活性化を目指す現役ドラフトが8日に行われました。
昨年から始まったこの制度で、ベイスターズから中日に移籍した細川成也が、今季140試合出場で打率.253、24本塁打、78打点とブレイクを果たし、他にも阪神が獲得した大竹耕太郎が21試合登板で12勝2敗、防御率2.26の好成績でチーム38年ぶりの日本一に貢献するなど、一定の効果があったことで、今年はさらに注目度が上がっていました。
第2回となった今年は、ドラフト1位入団の選手3名が移籍するなど、制度としてより活発となった印象もあります。ベイスターズが獲得したのが、その元ドラ1の1人である佐々木千隼投手です。
佐々木は桜美林大学から2016年ドラフト1位で千葉ロッテに入団。1巡目の競合でくじを外した後の指名で、いわゆる「外れ1位」選手ですが、外れ1位では異例とも言える5球団が競合し、その中には柳裕也(明治大学/中日)を外したベイスターズも入っていました。
佐々木も外した「外れ外れ1位」で獲得したのが、濱口遥大(神奈川大学)で、結果がどうかというのは、また先の話と言えるかもしれませんが、いずれにしても7年越しの『縁』がつながったことは、ひとつのドラマと言えそうです。
佐々木は1年目から主に先発として15試合に登板し、4勝7敗、防御率4.22をマーク。2年目の2018年は右ひじの手術を行って一軍登板なしに終わり、復帰した2019年は7試合登板で2勝、20年は5試合登板で未勝利と低迷しました。
しかし、本格的にリリーフに転向した2021年にブルペンの一員となり、守護神不在の際には代役も務める活躍で、球団史上4人目、オール救援では初となる開幕から無傷の8連勝を記録。54試合に登板し、8勝1敗1セーブ、26ホールド、防御率1.26の好成績を挙げ、オールスター出場も果たしました。
2022年はコロナ陽性判定など、コンディション不良の影響もあり23試合で2勝3敗1ホールド、防御率6.39、今季は一軍登板がわずか2試合と不振で、今回の現役ドラフト移籍となりました。
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