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選手会長に就任した堂林翔太
11月27日に行われた選手会総会で堂林翔太が新選手会長に就任しました。今季までの2年間、同職を務めた大瀬良大地の後を継ぐ形となった堂林ですが、「プリンス」と呼ばれたデビュー時からはや10年、時が経つのは早いものです。
グラウンドでのキャプテンとはまた違った人選となる選手会長というポストですが、これまでどんな選手が務めてきたのか、今回は2000年以降のデータを調べてみましょう(選手名は全て敬称略)。
2000年に、前年まで3年間務めた野村謙二郎に代わって就任したのが緒方孝市です。1995年から3年連続盗塁王に輝き、外野手部門で5年連続ゴールデングラブ賞に選出されていましたが、新選手会長となったこの年は、下半身の故障でわずか21試合の出場に終わり、1年のみでこの役職を終えています。
2001年には、投手としては1987年の北別府学以来となる佐々岡真司が就任。2年間務めた右腕は、2001年は開幕投手として先発としてスタートし、オールスター明けからは抑えに転向と鉄腕ぶりを見せました。1997年の野村から、ここまで歴代監督の流れと全く同じになっているのは興味深いところです。
2003、04年は捕手の西山秀二が就任。2001年には120試合出場と正捕手格だった西山ですが、2002年に入団した石原慶幸の台頭もあり、選手会長の2年間は60試合、22試合と出場機会を減らしています。
2005、06年の黒田博樹は、選手会長としてもっとも成績を残した選手となりました。就任した2005年は15勝をマークして最多勝のタイトルを獲得し、ベストナイン、ゴールデングラブ賞に選出。2006年は防御率1.85で最優秀防御率に輝きました。
翌2007年は黒田の盟友だった新井貴浩が選手会長となり、2年連続で全試合出場、100打点以上を記録しましたが、この年のオフに阪神への移籍が決まり、1年のみの役職となっています。
2008、09年は倉義和、2010、11年は石原と捕手が選手会長に。倉は2008年が48試合、2009年が43試合出場と石原の第2捕手的存在でしたが、人柄や人望などで選ばれたタイプと言えそうです。一方の石原は2010年が122試合、2011年は110試合出場と、低迷が続くチームで正捕手として奮闘していました。
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