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最多勝利、勝率第1位で投手2冠の東克樹
28日にタイトル獲得者などを表彰する「NPB AWARD 2023」が行われました。『横浜頂戦』のスローガンのもと、25年ぶりの日本一を目指したシーズンは3位に終わったベイスターズですが、投打で二冠に輝いた2人をはじめ、ファームも含めて数多くの選手が登壇しました。
タイトル獲得者、記録による表彰者は、日本一となった阪神と並ぶ12球団最多の4人。投手部門では最多勝利、勝率第1位の二冠に輝いた東克樹と、最多三振奪取の今永昇太が受賞。いずれも初受賞で、東は記者投票による表彰でも、チームでは1998年の大魔神・佐々木主浩以来となるベストナインに選出されました。
受賞スピーチで東は「欲を言えば防御率も取れればよかった。強敵がいたので、来年は負けないようにしたい」と、リーグMVPと新人王をダブル受賞した阪神・村上頌樹をライバル視する発言もありました。
ポスティング・システムを利用したMLB移籍を目指している今永は「東と一緒に投手陣を引っ張れてよかった」と自身初タイトルを喜び、移籍に関しては「僕が何かをできるわけではないので、本当に祈るだけ」とコメントしました。
打撃部門では、牧秀悟が最多安打と最多打点の二冠を獲得。こちらも両部門とも初受賞で、12球団唯一の3ケタとなる103打点での受賞を「すごくうれしく思います」と喜びました。
首位打者の宮崎敏郎は、4年連続で打率3割以上をマークしたリーグ屈指のヒットメーカーですが、「(タイトルは)難しい。でも、更なる上を目指して頑張りたい」と6年ぶり2度目となる同タイトルに感慨深い表情でした。牧は二塁手、宮崎は三塁手としてベストナインに選出。牧は2年連続2度目、宮崎は5年ぶり3度目の受賞となりました。
一軍選手だけでなく、チームの未来を担うファームでも、複数の選手が表彰されています。イースタン・リーグの特別表彰を受けたのがドラフト1位ルーキーの松尾汐恩。松尾は9月の東京ヤクルト戦でのリーグ12人目となるサイクル安打達成が評価され、リーグ特別賞以外にも、スポンサー表彰として日刊スポーツ選定の努力賞と、ベースボール・マガジン社選定のビッグホープ賞も受賞しています。
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