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菊池雄星(ブルージェイズ)
菊池雄星が昨季までとは別人のような安定感を持続させている。
すっかりブルージェイズ先発ローテーションの主力として定着した左腕は現地4月26日(日本時間27日)、本拠地ロジャースセンターでのホワイトソックス戦に先発登板すると、5回2/3を投げ、4安打無失点、8奪三振1四球と圧巻の支配的なパフォーマンスを披露し、今季4勝目を挙げた。
地元紙『トロントスター』は試合後に目下、菊池を含むブルージェイズ先発投手陣が、合わせて直近の52回1/3をわずか自責点5としていることから、電子版に「安定したユウセイ・キクチが、ブルージェイズの連続している良い先発登板を継続させる」と題した記事を掲載。
その冒頭で安定感を欠いた昨季の菊池の状況を振り返った上で、「(今季を迎えるにあたり)ブルージェイズの望みは、ピート・ウォーカー投手コーチが最終的に問題解決を手助けし、クオリティスタートが当たり前となることだった」とした。
そして、「彼らは、キクチが正に最近の彼の状態になることを待っていた」と綴って、今季の左腕による覚醒を表現。その上で、この日の出来については、「キクチによる2023年シーズン開幕からの一連の力強い登板は今回も継続された」と伝えた。
記事によると、試合後にジョン・シュナイダー監督は菊池について、「今は、彼がマウンドにいると安心していられる。他の4人の先発投手と同じようにね。とても良い状況だ。自信に関する問題は皆無だ。彼は良い状態にある」と述べたとのこと。
また、記事では今季の菊池が大幅な改善を見せている要因として、「シーズンオフに行ったメカニクスの変更を、スプリングトレーニングの期間をかけて入念に仕上げたこと」、そして「新たに導入されたピッチクロックが、彼のマウンド上で考えすぎる能力を限定することで、恩恵となっている」点を挙げた。
記事は末尾の段落で、「彼は予想通りの悪さから、予想通りの良さを発揮できるであろう選手へと推移している」とした上で、「そして、もし1、2ヶ月後も状況が変わらなければ、ブルージェイズはとても良い状態になっているだろう」との言葉でまとめられている。
J SPORTS 編集部
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