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前田健太(ツインズ)
前回登板を回避していたツインズの前田健太は現地4月20日(日本時間21日)、敵地フェンウェイパークでのレッドソックス戦で先発登板すると、2回二死1塁の場面でジャレン・デュランの放ったライナーが左足に直撃するアクシンデントに見舞われ、2回1安打1失点での早期降板を余儀なくされた。試合はツインズが5-11で敗れ、前田には今季3敗目がついた。
なお、前田は打球が直撃したプレーを自ら続行し、一塁へ送球して打者を打ち取り、このイニングを終わらせているのだが(送球後、痛みでしばらくグランド上にうずくまった)、現地放送ではリプレーを見ながら「一体全体、どうやったら肉体的な痛みを抱えながら冷静さを取り戻し、ボールを拾って、打者を討ち取ることができるんだ」「全てアドレナリンのなせる技です」などとコメント。
さらに、スタッフに付き添われながらも、自分の足でダグアウトへと下がったことから、「ほとんど自力で歩いて引き揚げています。ワオ」と、右腕の強靭なフィジカルに感嘆の声を上げた。
『MLB.com』でツインズを担当するドヒョン・パク記者も、同日付で投稿した速報記事で、この場面を取り上げており、同記者は記事の冒頭で「木曜の試合の後でケンタ・マエダの見せた歩き方や笑顔、そしてジョークの飛ばし方を考慮すると、わずか2時間前に彼が芝の上で、痛みにより身悶えしていたと見破るのは難しかった」と前置き。
その上で、「マエダによる緊急降板後のX線検査で、骨折はしていないことが判明しており、どうやらツインズは最悪の事態を免れたようである」と、右腕が大事には至らなかったことを伝えた。
記事によるとロッコ・バルデリ監督は右腕について、「正直なところ、我々はあのグラウンド上の彼を見ていて、ゾッとした。彼が起き上がるなか、当初の痛みがなくなると、彼は立ち上がって動き回れたので、あれはポジティブなことだった。
我々は、現段階ではまだ何も判断は下さない。大ケガを避けることができて幸運だった」と述べており、今後の見通しについては、「ケンタに関する意思決定は、彼の様子を見た上での、ロジカルかつメディカルな判断となる。今日は、まだその答えがわからないので、どうなるか待つ必要がある」と述べたとのこと。
J SPORTS 編集部
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