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バーランダーが5点のリードを守れず窮地のアストロズ、フィリーズは連勝で本拠地に戻れるか。ワールドシリーズ第2戦のみどころ
MLBコラム by J SPORTS 編集部アストロズ vs. フィリーズ
フィリーズが敵地ミニッツメイドパークで先勝した2022年ワールドシリーズ(WS)第1戦は、ストリーラインに富んだ試合展開となった。
立ち上がりから3イニング連続3者凡退に打ち取ったアストロズ先発のジャスティン・バーランダーは、試合序盤に5点のリードをもらったことで、WS 8試合目の先発登板にして遂に大舞台でのキャリア初勝利を手にするかと思われたが、4回から突如として攻略され、結局は5回6安打5失点と同点に追いつかれて降板。
さらにアストロズは、このポストシーズンに入り、防御率を1点未満としていた鉄壁のブルペンが延長10回に失点。結果的には、J.T.リアルムトが放ったこの10回のソロ弾が決勝点となり、フィリーズが6-5で逆転勝利を収めたのだが、捕手によるWSでの延長に入っての本塁打は、カールトンフィスクによる1976年WS第6戦以来のこととなった。
フィリーズにとっては敵地での幸先良いスタートとなった一方、そのフィリーズの今季ポストシーズンにおける本拠地での強さを考えると、アストロズは現地10月29日(日本時間30日)に、引き続きヒューストンで行われる第2戦がいきなり負けられない試合となった。
フィリーズはこの第1戦で延長10回の勝ち越しソロ弾を含む、2安打3打点と殊勲の活躍を見せたJ.T.リアルムトに加え、目下絶好調の主砲、ブライス・ハーパーが2安打と相変わらず存在感を発揮したほか、先発ラインナップの7人が安打をマークするなど、打線がつながりを見せたことで、良い雰囲気のまま第2戦を迎えることとなる。
対するアストロズも、カイル・タッカーが2本塁打を放つなど、10安打5得点と、打線はポストシーズン全勝でWS初戦を迎えた勢いを維持しており、バーランダーが崩れなければ、という試合展開だっただけに、第2戦は先発投手が肝となるだろう。
フィリーズは、このポストシーズンを通じて抜群の安定感を見せているザック・ウィーラーが第2戦の先発マウンドに上がるとあり、少なくとも試合中盤までは、ロースコアの展開になる可能性が高い。
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