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復帰が間近に迫っていたパドレスのスター選手、フェルナンド・タティスJr.がフィールドで見られるのは、来季以降に持ち越しとなってしまった。
『MLB.com』の伝えるところによると、タティスJr.はMLBの共同薬物防止治療プログラムに違反するクロステボル(パフォーマンス向上薬物)の検査で陽性反応を示したため、80試合出場停止処分を受けたとのこと。
記事では、「出場停止処分は直ちに執行されるため、タティスは今季残りの試合全てと、2023年シーズン最初の33試合は出場できなくなった。パドレスが2022年のポストシーズンに進出した場合、その試合も出場停止試合に含まれることとなり、来年出場できなくなる試合数はその分だけ削減されることになる」とした上で、タティスJr.本人による以下の声明を掲載している。
「私はメジャーリーグベースボール機構から、私の提出した検査サンプルから、禁止薬物であるクロステボルの陽性反応が出た旨を通達されました。これは、私が白癬の治療のため、不注意にクロステボルを含む医薬を摂取したことが原因のようです。私は事前に自分の使えるリソースの援助を受けた上で、摂取する物に禁止薬物が含まれていないことを確認するべきでしたが、私はそれを怠りました」。
「私はピーター、A.J.、そしてパドレス球団関係者全員、チームメイト、メジャーリーグベースボール、そして全てのファンに自分の過ちを謝罪したいと思います。私は自分の過失に対し弁解はしませんが、私の愛するゲームに対する不正や軽視にあたる行為は一切しません」。
「2022年3月29日の検査を含め、私はこれまでプロのキャリアを通じて、無数の薬物検査を受けてきましたし、今回の検査まで、全て結果は陰性でした」。
「私は完全にショックで打ちのめされています。この世界で、自分のいたい場所として、チームメイトと一緒に競技のできるフィールドを上回る場所はありません。当初、出場停止処分に控訴しましたが、私は自分の過ちがこの結果を招いたことを認識しましたので、即座に出場停止期間を務める決断をしました。2023年に再びフィールドでチームメイトに加わることを楽しみにしています」。
球団にとっても、ファンにとっても、そして勿論本人にとっても、代償はあまりに大きなものとなってしまった。
J SPORTS 編集部
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