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鈴木誠也、復帰戦でランニングホームラン
カブスの鈴木誠也は現地7月5日(日本時間6日)、敵地アメリカンファミリーフィールドでのブルワーズ戦に「4番・右翼」でスタメン出場すると、同点の9回に勝ち越しのランニングホームランを打つなど、復帰戦で4打数2安打1打点と存在感を示した。試合は延長の末、カブスが10回に2-5でサヨナラ負けを喫している。
『MLB.com』でカブスを担当するジョーダン・バスティアン記者は試合後、「スズキが刺激的なランニングホーマーで復帰を飾る」と題した記事を投稿し、その冒頭で、「観客が、何が起こりそうなのかを認識し始めると、アメリカンファミリーフィールド内の音量は次第に上がり始めた」と前置き。
その上で、「セイヤ・スズキがストライドを進めるたびに、オールスターのクローザーであるジョシュ・ヘイダーから、ランニングホームランを打つことが次第に明らかなものとなった」と、和製スラッガーによる今季5号本塁打のシーンについて伝えた。
記事によると、カブスの打者によるランニングホームランは、2017年8月7日にサンフランシスコでハビアー・バエスが打って以来であり、2000年以降ではカブスで8例目、そしてブルワーズの本拠地でのビジターチームの選手によるものとしては、2018年5月4日に当時パイレーツの選手だったスターリング・マルテが記録して以来とのこと。
一方、地元紙『シカゴトリビューン』は電子版に同日付で「セイヤ・スズキのランニングホームランは彼の復帰のハイライトとなるも、カブスはミルウォーキーで10回にサヨナラ負け」と題した記事を掲載。
「セイヤ・スズキはアメリカンファミリーフィールドの塁間をスプリントした」「彼は止められるまで走り続けるつもりだった」「シカゴ・カブスのウィリー・ハリス三塁コーチはためらうことなく、断固として彼を本塁まで回した」と、勝ち越し点の場面を振り返った。
また、記事によると試合後、カブスのデビッド・ロス監督は、鈴木のランニングホームランについて、「最高のスイングだ。彼は打席から走り始めた。試合終盤であのように走れたのは、トレーナーと彼のグループによる大きな手柄だね。復帰初戦でランニングホームランにより得点したんだ。かなり素晴らしいことだ」と評したとのこと。
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