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大谷翔平、10奪三振も3敗目
エンジェルスの大谷翔平は現地5月26日(日本時間27日)、本拠地エンジェルスタジアムでのブルージェイズ戦に「3番・投手兼指名打者」のリアル二刀流で先発出場すると、6回10奪三振と、時としてマウンド上で“らしさ”を発揮する場面は見せたものの、6安打5失点で今季3敗目を喫した。試合はエンジェルスが3-6で敗れ、4連戦のシリーズ初戦を落とす格好となった。
『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者は、同日付で「オオタニは背中の張りを大きな問題だとは考えていない」と題した記事を投稿し、その冒頭で、「ショウヘイ・オオタニでさえ、タフな登板になることもある」とした上で、「しかし、その原因は木曜夜の試合の初回に、同じくスーパースターのブラディミール・ゲレーロJr.にスライダーを投じた後に感じた背中の張りにあったかもしれない」と伝えた。
さらに記事では、この日のマウンド上の二刀流スターについて、「6回で10奪三振としたものの、多くのハードコンタクトを許した」と振り返った上で、「オオタニの球速は僅かに下がり、速球の球速はシーズン平均よりも1.6マイル(2.6キロ)遅かったのだが、彼はそれが背中に関係があったかもしれないと思っている」と伝えている。
記事では、「エンジェルスのジョー・マドン監督も(大谷と同じように)そこまでこの負傷について心配していない」としており、試合後、同監督は打者・大谷に対して代打を送ったことについて、「彼には背中の張りがあったけれど、全く深刻なものではない」。
「ただ、あの場面では彼に無理させたくなかったんだ。疲れがあるようには見えなかった。完璧な人間などいないんだ。単に、彼にとっては良い夜ではなかったと言うこと」と述べた。
また、パフォーマンス全体については、「いつもの彼のような鋭さがなかった。球速は数字でもそこまで速くなかった。彼のスプリットは時折素晴らしかったが、それ以外の時はそこまで良くなかった。彼の球種は、どれも安定していなかった」と述べたとのこと。
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