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広島好きコラム
甲子園、マツダスタジアムで6連戦の予定も、2試合が雨で中止。屋根のない球場が多いセ・リーグでは、この時期は天候も重要な要素となってきます。昨年あたりまでとは異なり、今季はマツダスタジアム開催試合での雨天中止の判断が早くなっているような気もしますが、いずれにしても、先発ローテーションや好不調の選手への影響など、無視できない要素であることは間違いでしょう。
34年ぶりとなる開幕からの阪神戦7連勝に貢献したのがマクブルーム。初戦に0-0の均衡を破る2ラン本塁打を放って天敵・西勇輝を攻略すると、11日の試合でもマルチ安打を記録。今季の阪神戦での対戦打率は.444となり、ヤクルト戦も含めた4試合全てで安打を放ちました。頼れる4番は4月13日から24試合連続出塁を継続中で、週間打率も.400をマークしています。
阪神との初戦で1番、ヤクルト戦では7番で3試合にスタメン出場した中村健人は、14日にタイムリーを含む2安打、守備でもフェンス側の打球を背走してキャッチするなど攻守で活躍。さらに翌日はプロ初本塁打に初の猛打賞、2四球も含めて6打席で5回出塁と大暴れしました。
坂倉翔吾が捕手で出場した2試合では、三塁手としてスタメン出場した田中広輔が11日に今季初のマルチ安打を記録するなど、2試合で打率.300と復活をアピール。その坂倉は14日に4月28日以来となる今季3号本塁打を放つなど、週間打率は.267ですが、出塁率と長打率を足したOPSは.922と高い数字を残しています。打撃以上に強調したいのが14日の試合。捕手でスタメン出場した坂倉は、3回の守備で山崎晃太朗の二盗を阻止して開幕から39試合目、12球団唯一のチーム盗塁阻止率.000にようやくピリオドを打ちました。
週間打率4割をマークする選手が複数いる中、覚醒モードに入ったのが開幕から不振に苦しみ続けた小園海斗です。10日に2試合連続となるマルチ安打を記録すると、11、14日はカードをまたいで2試合連続で2本の三塁打を含む3安打猛打賞と活躍。15日も2安打で5試合連続マルチ安打となり、週間打率は.556。前回は激励も込めての選出でしたが、今度こそ文句なしの野手週間MVPと言えるでしょう。
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