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7回3失点も負け投手となった菊池
マリナーズの菊池雄星は現地5月5日(日本時間6日)、本拠地「Tモバイルパーク」でのオリオールズ戦に先発登板し、7回を投げて5安打3失点、7奪三振1四球と好投でクオリティスタートを達成するも、相手投手のジョン・ミーンズがシアトル打線に対し、ノーヒットノーランを達成したことから、今季2敗目を喫した。
現地局『CBSスポーツ』は同日付で電子版に「マリナーズのユウセイ・キクチは敗戦ながらソリッド」と題した記事を掲載。その中で、「キクチは力強い7イニングを投げるも、ノーヒッターを達成したジョン・ミーンズに投げ負けた」としつつ、「キクチは4月に苦しむも、ここ2試合の先発では計14回を投げ、わずか3失点に抑えている」と、調子を上げている左腕を評価した。
一方、地元紙『シアトルタイムズ』は同日付で電子版に「ユウセイ・キクチの力強い登板はマリナーズがオリオールズに無安打としたことで霞む」と題した記事を掲載。
その冒頭で、「水曜午後にチームが本拠地での連戦のフィナーレを迎える中、マリナーズはユウセイ・キクチに結果にかかわらず、酷使されてくたくたになったブルペンを休ませるため、長いイニングを求めていた」とした。
その上で、「キクチはまさにそれをやり遂げ、今季3度目の7回を投げ、ブルペンで最高にして最も使われているリリーバーたちを休ませることに成功した」と、先発投手の務めを果たした左腕を評価した。
記事によると、マリナーズを率いるスコット・サービス監督は、この日の菊池について、「彼は今日、正に我々の求めていたことをやってのけたし、8回も彼をマウンドに送り出すことも可能だった」。
「彼はまだ投球数が残っていたのだけど、最近全く投げていない新しい若手選手たちがロースターにいるので、彼を交代させるのは重要なことだったし、(アーロン)フレッチャーに1イニング投げさせるのが重要だと思ったんだ」と述べたとのこと。
ノー・ノー達成とあっては、主役の座を譲るのもやむを得ないところだが、菊池の安定感と信頼度が日増しに上がっているのもまた、動かし難い事実のようである。
J SPORTS 編集部
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