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野球 コラム 2026年5月25日

【広島好き】カープが交流戦で戦う千葉ロッテマリーンズについて調べてみた

野球好きコラム by 大久保泰伸
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玉村昇悟(カープ)

広島東洋カープvs. 千葉ロッテマリーンズ @マツダスタジアム

◆日程と先発予想

・5月26日(火)18:00
 カープ:床田寛樹/マリーンズ:ジャクソン

・5月27日(水)18:00
 カープ:森翔平/マリーンズ:毛利海大

・5月28日(木)18:00
 カープ:玉村昇悟/マリーンズ:田中晴也

J SPORTS STADIUM2026

◆みどころ

2005年から2025年までの通算対戦成績は29勝42敗3分とマリーンズが大きく勝ち越しているが、新井貴浩監督が就任した2023年以降の3年間では4勝5敗と、互角に近い成績となっている。

初戦の相手となるジャクソンは、昨季までベイスターズに所属した投手で、来日から2年連続で防御率2点台と安定した投球を見せたが、今季はここまで8試合の先発で2勝5敗、防御率4.35とリーグが変わり、やや苦戦中だ。

昨年までの2年間の対戦成績は、5試合でジャクソンの3勝1敗、防御率3.25。対打者成績では11打数5安打で対戦打率.455の秋山 翔吾が故障離脱中なのが痛い。その他の打者では小園海斗が24年に11打数4安打で打率.364をマークしているが、1試合のみの昨年は3打席ノーヒットだった。

第2戦は千葉ロッテ76年ぶりの新人開幕投手となった毛利 海大の先発が予想されており、初物に弱い傾向のあるカープ打線がいかに対応できるか。カープサイドでは第3戦に玉村 昇悟の先発が予想される。玉村は2024年の同カードで5回2失点(自責0)ながら敗戦投手、2025年も5回1/3を4失点で敗戦投手となっており、今年こそリベンジを果たしたい登板となる。

◆今季のマリーンズ:投打が噛み合わず低迷も調子は上向き

2020年からの5年間でAクラスが4回と安定した戦いを見せていたが、昨季は2017年以来となるリーグ最下位に転落。サブロー新監督で巻き返しをはかる今季も、ここまで21勝25敗でリーグ5位と苦戦が続いている。

埼玉西武ライオンズとの開幕カードは2勝1敗と勝ち越したが、4月4日から5連敗を喫し、その後は大きな連勝も連敗もなく、3・4月は12勝14敗で終了。5月に入ってからも4連敗と3連敗が一度ずつと、苦しい戦いが続いたが、14日からの9試合は7勝2敗と、チームは上り調子にある。

ここまでのリーグ戦46試合で得失点差マイナス30という数字が、今季の不振を示している。投手陣は4勝で勝ち頭の八木 彬、3勝の鈴木 昭汰が続くが、いずれもリリーフ投手で、先発陣は新戦力の毛利 海大、ジャクソンの2勝が最多。小島和哉や西野勇士といった実績組が1勝止まりというのが、苦しい現状を物語っている。

とは言え、前述の2人にリーグトップの15セーブを挙げている横山 陸人を中心としたリリーフ陣は、澤田 圭佑、益田 直也、中森 俊介など、質量ともに豊富で、カープとしては、僅差の終盤勝負は避けたいところだ。

打撃陣もリーグ5位の151得点と迫力不足は否めず、長らく規定打席到達者で打率チームトップ(.297)だった藤原 恭大が故障離脱中。

2年目の西川 史礁が打率.291、寺地 隆成が打率.184と、規定到達者は3人のみだったが、交流戦前最後の試合で、5月月間打率.368と絶好調の小川龍成が規定打席に達し、打率.326でいきなりリーグトップに浮上。昨季の得点圏打率が.383で、今季も3割超の数字と、勝負強さも兼ね備える。

さらに規定打席には届かないが、友杉篤輝も打率.314と高打率で、リーグ戦では友杉9番、小川1番の並びが多かったが、セ・リーグの主催ゲームではDH制がなく、投手が9番に入ることが予想されるオーダーでは、この2人の1、2番コンビが脅威になりそうだ。

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◆マリーンズの注目選手

★投手:毛利海大
絶対的エース不在の先発陣で、球団76年ぶりの新人開幕投手に抜擢されたサウスポー。切れ味鋭いスライダーを武器に、明治大学では4年秋のリーグ戦で4勝0敗、防御率1.13の好成績でチームの全勝優勝に貢献した。

大抜擢となった開幕戦では、5回無失点の好投でプロ初登板、初先発、初勝利の快挙を達成。その後は勝ち星には恵まれないが、ローテを守り続けてここまで7試合登板で2勝2敗、防御率3.89の成績を残しており、セ・リーグ相手の初戦でどんな投球を見せられるか、注目される。

★野手:小川龍成
國學院大學から2020年ドラフト3位で入団したプロ6年目の内野手。二遊間での安定感のある守備に、攻撃面ではスピード感あふれるプレーが魅力。プロ4年目の2024年に119試合出場とブレイクし、打率.241だったが、得点圏打率.313と勝負強さを発揮した。

87試合出場の昨季は得点圏打率.383、今季もここまで同.323をマークしている。2024年には10盗塁と走力もあり、1番、あるいは2番でチームを勢い付ける存在になる。

◆マリーンズ所属の広島県、広島の高校出身の選手

★坂本光士郎
・ポジション:投手
・背番号:36
・出身地:広島県三次市
・経歴:如水館高校 → 日本文理大学 → 新日鉄住金広畑→東京ヤクルトスワローズ(2018年ドラフト5位)→千葉ロッテマリーンズ

如水館高校では2年夏に甲子園に出場。背番号11の控え投手として聖地のマウンドを体験している。甲子園での最速は127キロだった球速が、大学、社会人で最速148キロまで成長した。

ドラフト5位で入団した東京ヤクルトスワローズでは、リリーフとして1年目から19試合に登板。2022年途中にトレードで千葉ロッテマリーンズに移籍し、2023年には左キラーとして51試合登板と、ブルペンに欠かせない存在となった。

◆マリーンズ所属のカープゆかりの選手・コーチ

★栗原健太
・役職:打撃コーチ
・広島東洋カープ(2000~2015)
・東北楽天ゴールデンイーグルス(2016)

2000年代のカープ低迷期の時代に頼れる4番打者として活躍した右のスラッガー。勝負強い打撃で2007年には92打点、翌年には103打点をマークし、2009年の第2回ワールド・ベースボール・クラシックにも出場した。

2015年オフに東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍し、引退後は同チームや中日ドラゴンズなどで打撃コーチを務め、2023年から千葉ロッテマリーンズの二軍、一軍の打撃コーチを務めている。

◆カープ所属のマリーンズゆかりの選手・コーチ

★小窪哲也
・役職:内野守備・走塁コーチ
・広島東洋カープ(2008~2020)
・千葉ロッテマリーンズ(2021途中)

カープひと筋の印象も強いが、現役生活の晩年、2020年にカープを退団した後、独立リーグ・火の国サラマンダーズを経て、2021年のシーズン途中に千葉ロッテマリーンズでNPB復帰を果たした。

同リーグに所属した選手としてはNPB初出場、初安打、初本塁打を記録したが、7試合のみの出場に終わってこの年限りで現役引退となり、翌年からカープのコーチとなり、現在に至る。

ちなみにカープに所属する千葉県出身者は、袖ケ浦市出身の鈴木健矢(木更津総合高校)と、市川市出身の菊地ハルン(千葉学芸高校)がいる。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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