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勝敗はつかずも貫禄のピッチング
パドレスのダルビッシュ有は現地4月6日(日本時間7日)、本拠地ペトコパークでのジャイアンツ戦に先発登板し、6回を投げて3安打1失点7奪三振1与四球と、エースの面目躍如たる快投を見せた。
1-1の同点という状況での降板となったため、右腕に勝敗はつかず移籍後初勝利はお預けとなったが、クオリティスタートでしっかりとチームの勝利に貢献した。試合は7回にダルビッシュの「専属捕手」こと、ビクター・カラティーニが値千金の移籍後初アーチとなる2点本塁打を放ち、パドレスが3-1で勝利した。
『MLB.com』は試合終了直後に、「トレード仲間のダルビッシュとカラティーニがサンディエゴのために全てをやってのけた」と題した速報記事を掲載。記事のタイトル通り、カブスからやって来たバッテリーによる投打での活躍により、パドレスが勝利を手にしたという記事を投稿した。
パドレス担当のAJ・カッサベル記者は、その記事の冒頭で「12月29日に、ユウ・ダルビッシュと、ビクター・カラティーニをサンディエゴへ送ることとなった7人のトレードにより、最後のピースが収まった際、パドレスは恐らく今回のような夜を思い描いていたことだろう」とした。
この夜のダルビッシュについて、記事では「ダルビッシュは6回に渡り、わずか3安打1失点しか許さず、支配的だった」と評価し、さらにカラティーニとのコンビについて、「ダルビッシュお気に入りのバッテリーメイトであるカラティーニは、捕手の仕事を簡単にこなし、ダルビッシュは8球種を織り交ぜ、ジャイアンツから三振7つを奪い、89球を投げて降板した」と伝えた。
また、右腕のシカゴ時代からの相棒の打撃については、「そして、この部分に関してはパドレスも思い描いていなかったかもしれないが、カラティーニは自身のバットで勝利を呼び込んだのである」と、この日打順で8番に入ったカラティーニによる右翼ポール方向へのサプライズ弾について綴った。
なお、カラティーニはダルビッシュが先発した開幕戦でも打点を挙げており、これまでのところ背番号11がマウンドに上がる試合では、“専属捕手”以上の活躍振りで、旧知の相棒を支えている。
J SPORTS 編集部
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