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野球 コラム 2021年3月16日

大谷翔平、二刀流対決に勝利。負けた相手は大谷のファンになる

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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2打席連続ホームランを放つ

スプリングトレーニングで目覚ましいパフォーマンスを見せている大谷翔平が二刀流対決を制した。

大谷は現地15日(日本時間16日)、カクタスリーグ(アリゾナ開催のオープン戦)のレッズ戦に2番・指名打者で先発出場し、2打席連続アーチを放った。その相手投手が大谷と同じく二刀流選手だったことから、現地メディアはこぞって、この二刀流対決について伝えている。

この日、レッズの先発マウンドに上がったのは、マイケル・ロレンゼン。2013年にドラフト1巡目でレッズに指名されたロレンゼンはこれまで、MLBで444イニング投げた経験を持っているほか、外野手として30試合以上に出場しており(うち先発は6試合)、打率.235、7本塁打を記録している二刀流選手である。

この二刀流対決について、全国局の『ABC』は電子版に「二刀流対決はショウヘイに軍配」と題した記事を掲載し、その冒頭で「ベースボールにおいて最も卓越した二刀流選手の対決で、ショウヘイ・オオタニがマイケル・ロレンゼンに完勝した」とした。

その上で、「オオタニは月曜にロレンゼンから2本の本塁打を放ち、シンシナティ・レッズの投手兼外野手からたくさんの賛辞を得た」と伝え、「もし一番好きな選手を選ばなければならないのであれば、それは彼だね」というロレンゼンのコメントを紹介した。

『MLB.com』も同日付で「オオタニから2被弾の投手がファンになる」と題した記事を掲載し、同じコメントを紹介。さらに同記事によると、ロレンゼンは大谷に打たれた2本の本塁打について、次のように述べたとのこと。

「彼が最初に打ったホームランは、アリゾナ特有のホームランかと思って、僕と(捕手の)タッカー(バーンハート)はお互いを見合って笑い始めたんだ」。

「で、彼(デレク・ジョンソン投手コーチ)を見ると、彼はただ「ああ、あれは忘れろ」って言ったんだ。でも、2本目のヤツは、1本目の埋め合わせになったね。というのも、あれは2倍以上飛んだから。いやあ、彼はなんて素晴らしいんだ」。

大谷の熱烈なファンが1人増えたようである。

J SPORTS編集部

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