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野球 コラム 2021年3月6日

大谷翔平、5奪三振。地元紙は「オオタニとエンジェルスにとって良き日」と伝える

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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5奪三振の好投

エンジェルスの大谷翔平が、一足飛びに二刀流復活の階段を駆け上がっている。

現地5日(日本時間6日)に行われたカクタスリーグ(アリゾナ開催のオープン戦)のアスレチックス戦に登板した大谷は、1回2/3、41球を投げ、5奪三振と力投し、投手としても本来の姿に近づいていることを印象づけた。

地元紙『オレンジカウンティレジスター』は、同日付で電子版に掲載した速報記事の冒頭で、「1000日以上振りに、ショウヘイ・オオタニは成功した登板と言えるだけの結果を出してメジャーのマウンドを下りた」とした。

「これはスプリングトレーニングの1試合に過ぎないとは言え、オオタニが所定の投球数に到達し、然るべき球速で投球し、対戦した打者の半数から三振を奪ったという事実により、この日はオオタニとエンジェルスにとって良き日となった」と、今春初登板を終えた大谷を評価した。

さらに記事ではこの試合で大谷が奪ったアウトの全てが三振だったことを伝え、「オオタニはマーク・カナから見逃しの三振を奪うと、マット・オルソン、ミッチ・モアランド、チャド・ピンダー、そしてカナを空振り三振で打ち取った」とした。

そして、「カナは鋭く落ちるスプリットで空振り三振に打ち取り、オルソンは100マイルの速球で三振に切ってとった」と三振の内容をレポートした。

一方、スポーツ局『ESPN』は電子版に掲載した速報記事で、「ショウヘイ・オオタニは金曜の初登板で90マイル後半の速球と、必殺のスプリットを織り交ぜ、41球を投げた登板で、今季彼には二刀流選手として貢献して欲しいというロサンゼルス・エンジェルスの望みを実証した」と伝えた。

さらに「センター方向へ飛距離486フィート(148m)の本塁打を放った2日後に投げたオオタニは、対戦したオークランド・アスレチックスの打者10人中、5人から三振を奪い、最後の3三振はストライクゾーンよりもかなり下に落ちるスプリットでのものだった」と、こちらもスプリットの威力について触れた。

『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンガー記者の投稿した記事によると、投手・大谷についてジョー・マドン監督は、「何よりも先ずは彼のデリバリー(投球)ありきで、より綺麗で一貫していると思う」。

「彼は腕のストロークが良くなったね。全てはそこから始まるのであり、これで彼は過去の球速を取り戻すことができたし、スプリットの変化もとても良くなった」と述べたとのこと。

J SPORTS編集部

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