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レンジャーズの有原航平は現地2日(日本時間3日)に行われたホワイトソックスとのオープン戦(特別ルール)で実戦デビューを果たすも、登板した2回をともに締め括ることができず、合計1回1/3を投げて5安打3失点と不本意な顔見世となった。
現地紙『ダラスモーニングニュース』は同日付で電子版に「レンジャーズのコウヘイ・アリハラはスプリングトレーニングの初先発で苦しむ」と題した速報記事を掲載し、「日本から来た28歳は両イニング共に途中降板となった」と小見出しをつけて、右腕のホロ苦デビューを伝えた。
また、同じく現地紙の『フォートワース・スターテレグラム』は電子版に「テキサス・レンジャーズのコウヘイ・アリハラのデビューは、打者1人に対しては素晴らしかったが、その後は急激に失速」と題した記事を掲載。
その冒頭で最初に対戦したティム・アンダーソンを打ち取った場面を取り上げつつ、以後の打者に連打を許して失点したことから、「アリハラは、このMLBの手練は、火曜に初めて対戦した打者ほど簡単な物でないと言うことを瞬く間に学んだ」と、オープン戦初登板を振り返った。
一方、『MLB.com』は同日付で掲載した有原のデビューに関する記事の冒頭で、「彼は5安打、自責点3で2奪三振と、望むようなデビューは果たせなかった」としつつ、「(監督の)ウッドワードと、(捕手の)ブテラは、アリハラはスタッツ以上に良い投球をしたと述べた」と伝えた。
記事によると、ウッドワード監督は有原が「何度も上質の投球を見せたが、単にホワイトソックスが、それを(上手に)打てただけ」と述べたとのこと。
また、この試合で有原の投球を受けた捕手のドリュー・ブテラは安打を許した場面について、「1センチ低いか高いかの問題で、打った打者を褒めるべき」と述べ、さらに、「今後も彼は毎日、全ての持ち球が快調なわけではない。彼の持ち球全てがキレていて、僕がいつでも全ての球種を使えるときは楽しい日になる」。
「でも、自分にとって大切なのは、その日、彼のどの球種が良いのかを識別し、それを試合で使うこと」と述べ、今後、バッテリーのコミュニケーションが深まることでパフォーマンスが向上することを示唆した。
有原のメジャー1年目は、始まったばかり。まだ一喜一憂すべき段階ではないのだろう。
J SPORTS 編集部
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