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野球 コラム 2020年11月24日

球界のカマラ・ハリス?キム・アンがマーリンズで史上初の女性GMに

MLB nation by 豊浦 彰太郎
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2020年11月13日、MLBの歴史が動いた。

マイアミ・マーリンズは、キム・アンのゼネラルマネージャー(GM)就任を発表したのだ。彼女は史上初の女性GMで、史上2人目のアジア系GMとなった。

このニュースが全米を駆け巡った際に、現地のファンの間でまず沸き起こった疑問が「彼女の名前はどう発音するのか」ということだった。

Kim Ngと綴る。Kimは英語圏の女性に多いファーストネームKimberly の愛称だが、問題はファミリーネームだ。もちろん「エヌジー」ではない。その発音は現地ではang と紹介されている。これをカタカナ表記するなら、「アング」より「アン」が原音に近いだろう。

そのキム・アンは、1968年インディアナ州生まれで、父は中国系で母はタイ系のアメリカ人だ(ちなみ初のアジア系GMは、2014年11月にドジャースの同職についたファーハン・ザイディだ。現在はジャイアンツの編成最高責任者である彼はパキスタン系だが、カナダ国籍だ。したがって、アンはアジア系としては2人目で、アジア系アメリカ人としては初となる。ちょっとややこしいが)。彼女は長じてはシカゴ大学に学び、ソフトボールのスターショートストップとしても活躍したという。在学中にインターンとしてホワイトソックスで働いたのが、この業界入りのきっかけだ。当初からやり手として知られ、28歳であの辣腕代理人スコット・ボラスと年俸調停で対峙し、見事に勝利を掴んでいる。

その後は出世街道をまっしぐら。29歳だった1998年、ヤンキースでGM補佐に。そのヤンキースでは、ブライアン・キャッシュマンGMの下、3つのワールドチャンピオンリングを手にした。2001年にはドジャースに引き抜かれ、ここではGM補佐ながらVice President(直訳すると副社長だが、米国では副社長は部門ごとに数多く配置されるため、日本企業でのそれとはヒエラルキー的にはやや異なる)に就任した。

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