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渡辺和大(慶應義塾大)(写真:筆者提供)
大学野球日本一を決める第75回全日本大学野球選手権記念大会(以下、大学選手権)が6月8日に明治神宮野球場と東京ドームで開幕する。今回は出場するプロも注目する好投手たちを紹介する。
この大会で大きく評価を高めて、飛躍を遂げた投手は枚挙にいとまがない。2012年の第62回大会でこれまでの1試合19奪三振を上回る20奪三振の記録(延長10回のため参考記録)を残した則本昂大(当時三重中京大4年/現巨人)のように、特に地方大学の投手たちにとっては格好のアピールの場だ。
J SPORTS オンデマンド番組情報
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1回戦 ~神宮球場~ 第75回 全日本大学野球選手権記念大会
配信日時 : 2026年6月8日(月)午前8:50 ~
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1回戦 ~東京ドーム~ 第75回 全日本大学野球選手権記念大会
配信日時 : 2026年6月8日(月)午前8:50 ~
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1回戦/2回戦 ~神宮球場~ 第75回 全日本大学野球選手権記念大会
配信日時 : 2026年6月9日(火)午前8:50 ~
まずは右腕から。
今年の大会でドラフト上位候補という評価を不動のものにする可能性があるのが富士大の右腕・角田楓斗(4年・東奥義塾)だ。最速153キロのストレートとキレ味抜群のカットボールなどが武器。NPB球団のスカウトから「中継ぎなら即戦力と言ってもいいほどです」との声も挙がっている。
また、同じ東北勢では昨年の大会でも優勝に貢献した東北福祉大の右腕・猪俣駿太(4年・明秀日立)は最速155キロのストレートと落差の大きいフォークなどが武器。高校時代も石川ケニー(現ジョージア大/昨秋オリックスドラフト6位指名)とともに春夏連続で甲子園出場へ導いており「勝てる投手」という点も魅力だ。
そして、ドラフト上位指名を狙う右腕では馬場拓海(4年・福岡大大濠)も楽しみ。トルネード気味に体をひねりサイドから150キロ前後の力強いストレートや、カットボール、縦のスライダーを投げ込む。春季リーグで途中離脱はあったが大学選手権では復帰見込みだ。
上武大の木口永翔(4年・筑陽学園)も選手層の厚いチームで1年春から登板を続ける逸材。故障で足踏みした時期もあったが、今春にエースとして関甲新学生リーグで4勝0敗、防御率1.42(最優秀防御率)で優勝に貢献。2年ぶりの大学選手権で真価を発揮したい。
好投手輩出の多い中京大は、寺下颯真(3年・藤枝明誠)が投打二刀流として活躍している。今春の愛知大学リーグでは、右腕としては最速151キロのストレートやフォークなどで4勝0敗、左打者としては11試合で打率.333、2本塁打。高校通算38本塁打の打棒も見せつけており、全国の舞台でもそれを発揮したい。
中部地区の3年生では、140キロ台中盤から150キロ台前半のストレートを投じる吉倉遼輔(3年・不二越工)も全国舞台で、どこまでの力を示すことができるか。
この他には、阪神大学リーグで昨秋と今春で9勝無敗と圧倒的な成績を残す天理大の的場吏玖(4年・大阪電通大高)、進路を「プロ一本」と明言している花園大の最速150キロ右腕・森田大翔(4年・京都国際)の好投にも期待したい。さらに、リリーフ登板が主だが、北九州市立大の高山柊吾(3年・東福岡)も140キロ台中盤のストレートとキレの良いスライダーを持っており、登板機会があれば注目したい。
左腕も好素材が多く集う。特に評価の高いのが大阪商業大の星野世那(4年・近江)と関西大の米沢友翔(4年・金沢)だ。ともに140キロ大後半のストレートとキレの良い変化球を投じる。
J SPORTS 放送情報
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第75回 全日本大学野球選手権記念大会 1回戦 〜神宮球場〜
放送日時:2026年6月8日(月)午前 8:50 ~ J SPORTS 2
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第75回 全日本大学野球選手権記念大会 1回戦 〜東京ドーム〜
放送日時:2026年6月8日(月)午前 8:50 ~ J SPORTS 4
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第75回 全日本大学野球選手権記念大会 1回戦/2回戦 〜神宮球場〜
放送日時:2026年6月9日(火)午前 8:50 ~ J SPORTS 2
星野は高校時代、山田陽翔(埼玉西武)に次ぐ2番手だったが大学で着実に成長。一昨年には早稲田大を相手に9回途中6安打11奪三振で無失点の好投を見せており、さらなる活躍が期待される。
米沢は今季ブレイクした左腕。昨秋までは未勝利だったが今春は4勝を挙げて防御率1.31、55回の投球回を大きく上回る67三振を奪う活躍でMVPを受賞した。
絶対的なエースという意味では慶應義塾大の渡辺和大(4年・高松商)の存在感も抜群。今春は7勝を挙げて防御率1.28という抜群の安定感を見せた。大学では全国大会初出場になるが、高校時代は浅野翔吾(巨人)らとともに甲子園8強入りと経験は豊富だ。さらに同大には10試合15回3分の1を投げて自責点1に抑えたリリーフエースの鈴木佳門(2年・慶應義塾)もおり心強い。
國學院大はエースで安定感のある藤本士生(3年・土浦日大)、4勝0敗、防御率1.23で最優秀防御率のタイトルを獲得した中井遥次郎(2年・中京大中京)ら複数の好左腕を揃える。
さらにはプロ志望を掲げる日本体育大の西平晴人(4年・近大附)や強豪社会人に進む予定の国際武道大の松山哲(4年・東海大福岡)の力強いストレート、共栄大の佐藤夏月(4年・駒場学園)は見えにくいリリースポイントから投じられるキレのあるストレートも大きなインパクトを残す可能性を秘めている。
文・写真:高木遊
高木遊
1988年生まれ、東京都出身。大学卒業後にライター活動を開始し、学童・中学・高校・大学・社会人・女子から世代別の侍ジャパン、侍ジャパントップチームまでプロアマ問わず幅広く野球を中心に取材。
書籍『東農大オホーツク流プロ野球選手の育て方〜氷点下20℃の北の最果てから16人がNPBへ〜』(樋越勉著・日本文芸社)『レミたんのポジティブ思考"逃げられない"な"楽しめ"ばいい!』(土井レミイ杏利著・日本文芸社)『野球で人生は変えられる〜明秀日立・金沢成奉監督の指導論(金沢成奉著・日本文芸社)では、編集・構成を担当している。
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