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野球 コラム 2026年6月7日

左右に強打者揃い百花繚乱!ブレイクするのは誰だ/第75回全日本大学野球選手権記念大会注目野手

野球好きコラム by 高木遊
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真鍋慧(大阪商業大)(写真:筆者提供)

大学野球日本一を決める第75回全日本大学野球選手権記念大会(以下、大学選手権)が6月8日に明治神宮野球場と東京ドームで開幕する。今回は出場するプロも注目する野手たちを紹介する。

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出場校の中で最も強力打線を誇るのは、やはり國學院大だろう。レベルの高い東都大学リーグで、國學院大は今春に、これまでの17本塁打(1997年春の青山学院大)を大きく上回るリーグ新記録の21本塁打を放った。

その中でも石野蓮授(3年・報徳学園)は優勝を決めた試合でも満塁本塁打を放つなど、リーグトップタイの5本塁打を記録した右の強打者。また、2023年のU-18W杯でもMVPを獲得した緒方漣(3年・横浜)が打率.432、2本塁打の活躍で最高殊勲選手・首位打者・ベストナイン(遊撃手)と個人3冠。もともとの高いコンタクト能力に加えて、力強さも増してきた。打線全体としてボールゾーンに落ちる低めの変化球を見切り、甘い球を好球必打する姿勢が徹底されており相手にとっては脅威だ。

前回大会優勝の東北福祉大も経験者が多く残る。右の強打者・佐藤悠太(4年・報徳学園)は昨年、今秋ドラフト1位候補の鈴木泰成(青山学院大)からバックスクリーン弾を放つなど打率.440を記録し最高殊勲選手に輝いた。左の強打者では小島慎也(4年・帝京)が昨年は2本塁打、打率.400を残した。また、走攻守三拍子揃う辻村大我(4年・龍谷大平安)もいる。

東京六大学リーグを勝ち点5の完全優勝した慶應義塾大も打線が強力。確実性の高い打撃が魅力の林純司(3年・報徳学園)や、長打力も合わせ持つ小原大和(4年・花巻東)と今津慶介(4年・旭川東)に加え、2023年夏の甲子園を沸かせた丸田湊斗(3年・慶應義塾高)の抜群の俊足も相手を揺さぶることができる。

今大会で一躍、全国区にのしあがりたいのが上武大の伊藤颯希(4年・県岐阜商)だ。NPBからの需要が高い右の強打者で、今春のリーグ戦13試合で6本塁打。ツボにハマった時の打球はどこまでも飛んでいくかのよう。インコースにも強く、1つ勝ち上がると慶應義塾大が待ち受ける。ここで精度の高いアウトコースの出し入れにも対応できれば、評価はグンと上がるだろう。県岐阜商、上武大で主将を務める人間性も魅力だ。

同じく右の強打者では大阪商業大の春山陽登(4年・敦賀気比)も評価が高い。関西六大学リーグ通算で打率は3割を超え、10本塁打。「打撃は先輩の渡部聖弥(現埼玉西武)に引けを取らない」との声もあるほどだ。

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また、大阪商業大では、高校通算62本塁打を放った左の強打者・真鍋慧(3年・広陵)が今春は3本塁打を放つだけでなく、打率.472を記録するなど確実性も向上中。守備では中堅手に挑戦しベストナインを獲得した。

そして、4年連続出場となる東日本国際大の黒田義信(4年・九州国際大付)は走攻守三拍子揃う外野手。藤木豊監督が黒田の入学時に「(八戸大時代の教え子である)秋山翔吾(広島)より上」と称したポテンシャルがあるだけに、大学選手権の通算打率は.292では物足りない。最終学年で圧倒的な成績を残してほしい。

好投手が多く集まっている大学選手権で、誰が抜きん出てその名を轟かせるのか。神宮球場と東京ドームで響く快音が待ち遠しい。

文・写真:高木遊

高木遊

1988年生まれ、東京都出身。大学卒業後にライター活動を開始し、学童・中学・高校・大学・社会人・女子から世代別の侍ジャパン、侍ジャパントップチームまでプロアマ問わず幅広く野球を中心に取材。
書籍『東農大オホーツク流プロ野球選手の育て方〜氷点下20℃の北の最果てから16人がNPBへ〜』(樋越勉著・日本文芸社)『レミたんのポジティブ思考"逃げられない"な"楽しめ"ばいい!』(土井レミイ杏利著・日本文芸社)『野球で人生は変えられる〜明秀日立・金沢成奉監督の指導論(金沢成奉著・日本文芸社)では、編集・構成を担当している。

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