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勝敗つかずも
ツインズの前田健太は現地5日(日本時間6日)、本拠地でのタイガース戦で先発登板し、6回0/3を2安打3失点と好投するも、今季5勝目はお預けとなった。
前回、今季初黒星を喫した相手とのリターンマッチに臨んだ前田は、初回こそ先頭打者本塁打を許すも、その後は18者連続で打ち取るなど支配的なパフォーマンスを披露し、7回無死1・3塁としたところで降板。
その後、マウンドに上がったタイラー・クリッパードが救援に失敗し、前田はこの試合、3失点となるも、最終回に打線が奮起したツインズがサヨナラ勝ちを収めたことで、前田に勝敗はつかなかった。
『MLB.com』でツインズを担当するドヒョン・パク記者は、同日付で掲載した試合の速報記事の冒頭で、「今季でも1・2を争うほどアンタッチャブルな登板を見せたケンタ・マエダだったが、タイガースのルーキー、タイリック・スクバルがそれに匹敵する支配的なパフォーマンスを見せたことから、ツインズはマエダに勝利を届けることができなかった」。
だが、「3本のタイムリーヒットを放ったミゲール・サノーがツインズに大きな違いをもたらした」と、先発右腕の好投が彼自身の勝利に繋がらなかったことを伝えた。
さらに記事では、「勝敗がケンタ・マエダにとってコントロールできない状態にあるなか、ツインズはこれで、彼が今季最も支配的な投球を見せた2試合で、連続して彼に勝利を届け損なった」とした。
そして、「タイガースと対戦した土曜の夜、彼は1回から6回にかけて、18者連続で打ち取り、そのなかで自身2020年のベスト2に入る22の空振りストライクを奪うも、ビクター・レイエスに先頭打者ホームランを許したほか、7回には後を引き継いだタイラー・クリッパードが彼の出した走者2人の生還を許した」と、この日の前田の投球について振り返った。
一方、現地紙『USAトゥデイ』は、同日付で電子版に掲載した試合の速報記事のなかで、この日の前田について、「マエダは、レイエスにスライダーを無観客の右翼スタンドへ運ばれた後、18者連続で打ち取るマスターピース(傑出したパフォーマンス)を今回もツインズにもたらした」と評価した。
勝利こそつかなかったものの、アンタッチャブル、そしてマスターピースといった賛辞は、前田が充実したシーズン中盤戦を送っている証左である。
J SPORTS 編集部
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