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今季のMLBはレギュラーシーズンが60試合に短縮され、地区内の直接対決の割合が増え、さらにインターリーグも地理的な制限から対戦するチームが限定されるため、通常のシーズンとはあらゆる面で違いが生じることが予想される。
当然、開幕前のプレビューもその1つで、『MLB.com』では今週から2020年シーズンのプレビュー記事を地区毎にリリースしており、現地9日にはナショナル・リーグ中地区のプレビューが掲載された。
記事を投稿したウィル・レイチ記者は、レギュラーシーズンが通常の162試合の場合、プレビュー記事では各球団に5つの鍵となる疑問を設定し、それに答える形でシーズンの予測を立てている。
だが、今季は60試合に短縮されるため、鍵となる疑問を2つに絞ったと前置きした上で、各球団に対する2つのキーポイントを軸に記事を展開した。
そして、カブスの1つ目のキーポイントとして、「ダルビッシュはまたエースとなるか?」という疑問をピックアップした。
先ず昨季の右腕について、「ダルビッシュはシーズン後半に素晴らしい活躍を見せ、13試合に先発し、防御率2.76、更に16.86 K/BB比率(奪三振と与四球の比率)という驚愕の数字を残した(8月は42奪三振、1四球)」。
と、シーズン後半に見せた圧巻のパフォーマンスを手短に振り返った上で、「仮にダルビッシュが答えを見つけ出したのだとしたら、カブスはジェイク・アリエータの全盛期以来、探し求めてきたエースを得たことになる」とした。
さらに60試合のシーズンにおけるダルビッシュの重要性について、「60試合のシーズンでは、1試合の重みがかなり増すため、球団は特定の日に最も勝ち星の計算できる完璧な男を得ることになるかもしれない」としている。
なお、レイチ記者はカージナルスが34勝26敗でナ・リーグ中地区を制覇すると予想しており、カブスは31勝29敗の3位としている。
◆ナショナルリーグ中地区 予想順位
1位 セントルイス・カージナルス:34勝26敗
2位 シンシナティ・レッズ:32勝28敗
3位 シカゴ・カブス: 31勝29敗
4位 ミルウォーキー・ブリュワーズ:28勝32敗
5位 ピッツバーグ・パイレーツ: 25勝35敗
J SPORTS 編集部
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