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野球 コラム 2019年12月24日

イチロー、サバシア、マッキャン・・・「MLB 2019年の引退」

MLB nation by 豊浦 彰太郎
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2019年も残り10日を切ったこの時期、昨年同様に今季限りで引退したメジャーリーガーを紹介したい。


イチロー(マリナーズ)外野手

この稀代のスーパースターの引退は、スポーツの枠を超え日本の今年の10大ニュースにも数えられる出来事だった。

昨年5月初旬から実戦を離れ、今年のオープン戦では25打数2安打ながら、開幕シリーズ2試合ともスタメンの機会を与えられた。東京ドームを埋めた大観衆の声援と祈りも虚しく、プレシーズンマッチ2試合も含め、日本ではそのバットから快音は聞けず。最終打席の遊撃ゴロは、かつてならその脚力で安打を勝ち散ったのでは、とも思わせた。これほどの才能の持ち主がストイックに鍛え上げても年齢に抗うことはできない、という人間の宿命を示したくれたように思えた。一旦守備位置についてから退場というメジャー流のお別れも、日本のファンには新鮮で劇的だった。

45歳での引退で、「最低でも50歳まで」は有言不実行になったが、「その表現をしてこなかったらここまでできなかった」には納得させられた。試合後の深夜の会見では、他にも「他人より頑張ってきたとは言えない、測りはいつも自分の中にある」「遠回りをすることでしか本当の自分に出会えない」など、一般社会人も共感できる深いコメントを連発した。国民栄誉賞を固辞し通したのも彼らしい。

CC・サバシア(ヤンキース)投手

2月に引退宣言。イチローと同じ2001年のデビューでその年は17勝も挙げるが、時期が悪く?新人王投票では1位票は地元記者からの1票のみだけだった。最終年の今季は通算3000奪三振(5月)、250勝(6月)のマイルストーンも達成した。積み上げた記録だけでなく、2007年のサイ・ヤング受賞や08年フラッグディールでのブルワーズ移籍後の驚異的なパフォーマンス(実質後半戦だけで11勝2敗、防御率1.65)などのピーク時の印象度も強烈だった。イチロー同様に殿堂入りの可能性が高い。


トロイ・トゥロウィツキ(ヤンキース)遊撃手

デレク・ジーターに憧れ、メジャー昇格直後を除き、全盛期を過ごしたロッキーズ、2015年からのブルージェイズでも背番号「2」。カル・リプケン・ジュニア、ジーター、アレックス・ロドリゲスの系譜を継ぐ打力のある大型遊撃手で、躍動感溢れる守備だけでなく、パワフルな打撃でもファンを魅了しただった。近年は故障が多く、昨季は出場機会なしだった。ヤンキースで「12」を背負った今季も5試合のみで7月に引退を表明した。その時点ではまだ34歳だった。

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