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野球 コラム 2019年5月22日

ダルビッシュがひと晩で2度、見せたリスペクト

Do ya love Baseball? by ナガオ勝司
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以前、他媒体のコラムでも書いたが、名球会の入会資格である200勝が、同じ入会資格の250セーブと等価値だと見なすのならば、1勝は1.25セーブ。1セーブは0.8勝に値する。

100ホールドを考慮しなくても、上原の日米通算134勝、129セーブだけでも通算237勝と等しい価値があるし、通算295セーブにも等しいわけだから、すでに彼は名球会入りしていると言っていいだろう。

ついでに書いておくと、先発と救援を両方経験している山本和行氏(元阪神)、松岡弘氏(元ヤクルト)、大野豊氏(元広島)、斉藤明夫氏(元大洋)、佐々岡真司氏(元広島)、斎藤隆氏(元ドジャースほか)、小林雅英氏(元インディアンスほか)、そして現役の藤川球児(阪神)らが、すでに名球会の資格を得ていることになる(もっと掘り出せば、他にも入会資格の達成者はいるかも知れない)。

いずれにせよ、ダルビッシュは彼らしい方法で、ひと晩で2度も日米両方の球界の先輩にリスペクト=敬意を表した。

自分の人気や個人記録にはまるで無頓着な彼が、他人事だとしっかり認識しているという「妙」。

これもまた、ダルビッシュという野球選手の、何とも不可思議で興味深い部分なのかも知れない。

ナガオ勝司

ナガオ勝司

1965年京都生まれ。東京、長野、アメリカ合衆国アイオワ州、ロードアイランド州を経て、2005年よりイリノイ州に在住。訳書に米球界ステロイド暴露本「禁断の肉体改造」(ホゼ・カンセコ著 ベースボールマガジン社刊)がある。「BBWAA(全米野球記者協会)」会員

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