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第2回 WBSC U-23ワールドカップ(W杯)が、10月19日にコロンビアで開幕する。
MLBにおける日本人投手の活躍を見ても分かるように、日本は世界的な「投手王国」だ。U-23年代(1995年1月1日以降生まれ)の若手で、既にNPBの一軍で台頭している投手が多い。
オリックスの山本由伸は高卒2年目ながら今季は54試合に登板し、4勝36ホールドポイントを記録している。社会人出身の新人左腕・田嶋大樹(オリックス)も今季の序盤戦で先発ローテーションに入っていた。
アドゥワ誠は53試合に登板し、広島の3連覇に大きく貢献している。他にも京山将弥(横浜DeNA)、鈴木博志(中日)らが一軍の戦力となっていた。
今回の侍ジャパンU-23にはそのような「一軍定着レベル」の投手が招集されていない。それに次ぐクラスの11投手が招集されている。
内訳はプロ10名、社会人1名。「一軍で少しずつ出番を得ている」「今はまだ一軍の壁に跳ね返されているが、二軍で好投している」レベルの有望株たちだ。
顔ぶれを見ると、実力的には横一線だ。試合数が最大9試合と多く、どの投手にもチャンスは与えられるだろう。その中で結果を出した投手がスーパーラウンド以降の「ヤマ場」を任されることになるはずだ。
各投手をイースタン、ウエスタン、社会人に分けて分類していこう。各選手の紹介には2018年の成績も付記した。
【イースタンリーグ】
◆近藤弘樹(東北楽天)右投右打 23歳(新人)
・1軍: 9試合 0勝2敗 29イニング 防御率6.83
・2軍:16試合 5勝6敗 81.1イニング 防御率3.10
岡山商科大のエースとして、将来性を評価されてドラフト1位でプロ入りした。186cm・96kgと大柄で、速球の最速は150キロ超。縦系の変化球を複数持っていて、しっかり腕を振ってカーブを投げられる部分も強みだ。
◆成田 翔(千葉ロッテ)左投左打 20歳
・1軍: 5試合 0勝0敗 4イニング 防御率4.50
・2軍:27試合 1勝1敗 35.2イニング 防御率3.53
170センチと小柄だが、速球とスライダーで空振りを奪える爽快な左腕。プロ入り後は四死球が増えてしまっているものの、外角が広い国際試合のストライクゾーンに合うのではないかという期待も。
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