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野球 コラム 2018年7月12日

【都市対抗】激戦を勝ち抜いた優勝候補の「ビッグクラブ」が揃う

野球好きコラム by 大島 和人
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社会人野球の夏の祭典、第89回都市対抗野球大会が7月13日(金)に開幕する。出場は32チームで、決勝戦は24日(日)に行われる。今回は出場チームを地区ごとに紹介していく。

◆東京代表:鷺宮製作所、セガサミー、東京ガス、JR東日本

東京は大企業が集中し、強豪チームも多い土地柄だ。今回はNTT東日本が前年度優勝による推薦出場で、予選に不参加。ただし、残るチームのバトルも激しく、今大会の代表決定戦は4試合中、3試合が1点差。残る1試合も2点差で決着している。

東京第1代表は9年ぶり13回目の出場となる鷺宮製作所だ。投手陣の2枚看板は左の技巧派・野口亮太と、右の本格派・西村純季。

野口は164センチの小兵だが、制球に優れ、スライダーとチェンジアップの切れも抜群。前橋商業高校時代は120キロ台前半の速球でチームを甲子園に導いていたが、今は140キロに迫る球威もある。

打線は前橋育英高で甲子園を制し、中央大学から入社した土谷恵介が1番ショートに定着。2次予選は打率.417を記録している。

東京第2代表はセガサミーだ。初芝清監督は1995年のパ・リーグ打点王で、千葉ロッテのファンから愛された往年の名選手。2013年からチームの指揮を執っている。

外野手の赤堀大智は2013年から3シーズン、横浜DeNAでプレーし、16年に「復帰」した188センチ・90キロのスラッガー。元読売ジャイアンツの右腕・田中太一もいて、「元プロ」は目立つ。

チームの主戦格は左腕の氏原優悟。球速は平凡でも、変則フォームと動くボールで打者を翻弄する。

東京第3代表は東京ガスだ。6年連続の東京ドームで、ドームの半分以上を埋め尽くす大応援はおなじみだ。

臼井浩は新人だった昨年からチームのエースを担っている。2017年の彼は山岡泰輔(現オリックス)がプロ入りした穴を完全に埋める活躍で、都市対抗、日本選手権、JABA大会などの公式戦で「6勝0敗」の好成績を収めている。

168センチと小柄な右腕だが、速球は最速148キロ。制球力が高く、複数の縦変化を駆使する技巧派だ。150キロ腕の石田光宏が右肩の痛みから復帰したことも明るい材料。

他にも昨夏の都市対抗で先発した岩佐海斗、伸びのある速球で驚異の奪三振率を誇る宮谷陽介と投手陣は人材豊富だ。

笹川晃平は三拍子が揃った注目の外野手。また東京2次予選では2年目の大型ショート・石川裕也が打率.476、2本塁打、7打点と大活躍を見せている。

東京第4代表はJR東日本。ただ、社会人球界でも屈指の戦力、体制を持つ“ビッグクラブ”が今回2次予選は苦しんだ。

今年は絶対的なエースだった左腕・田嶋大樹(現オリックス)がプロ入り。大卒4年目の技巧派左腕・大澤信明が第4代表決定戦では好投したが、次を担う柱はまだ定まっていない。

「潜在能力」のある投手はどのチームよりも豊富だ。板東湧梧、永谷暢章、山口裕次郎は高校時代から全国区だった本格派だし、今年は大学時代に実績のある西居建陽、宮本誉士樹も入社している。

2次予選で台頭したのが高卒2年目の太田龍。190センチ・91キロという恵まれた体型から投げ込む速球は150キロを超え、第4代表決定戦では3イニングを零封する好リリーフを見せた。

打線も侍ジャパン社会人代表、大学代表を経験した有力選手が揃っている。大卒1年目、2年目の若手も多く、今大会で誰がブレイクするか楽しみだ。

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