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スキー コラム 2022年11月21日

いつもと様相の異なる開幕となったスキージャンプW杯。シーズン立ち上がりの妙味とは

鳥人たちの賛歌 W杯スキージャンプ by 岩瀬 孝文
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2戦目でスーツ違反の憂き目にあった小林陵侑

■クバツキが開幕連勝を飾る

スキージャンプW杯が開幕した。
といっても、ヴィスワ(ポーランド)は雨天に見舞われ、緑のランディングバーンはまだサマージャンプなのかなと目を疑うこと多々だった。アプローチはアイストラックのウインター仕様ではあったものの、2週間ほど開幕が早すぎるのではとの見解もあり、悩ましいところであろう。

もちろんポーランドでの開幕は、スキージャンプが同国で人気あり、盛り上がる観客の存在を承知してのこと。地元の大観衆を前に夏場から好調であったクバツキが連勝を飾った。

前年、個人総合王者の小林陵侑(土屋ホーム)は初戦で7位、2試合目は2本目にスーツ違反で失格。また地元の英雄ストッフも同様にスーツ違反となり、大勢のファンは、がっかりとした。
スーツの新ルールに関する徹底は、さらに時間がかけられる流れにありそうだ。

次戦は11月25日~27日にフィンランドのクーサモ・ルカで開催される。11月半ばには真っ白な雪に包まれる同地では、お馴染みの風が荒れる試合、それを乗り切って飛距離を出せる選手が勝つ。と言うのは簡単だが、かつてモルゲンシュテルン(オーストリア)の大転倒など、強風が舞い突風にまみれた気象条件によって、本当に何が起こるかわからない。

■海外勢の今

北欧開催あたりからが本番と考えているドイツは、勇者ガイガーがマイペース調整中。

今後の活躍が期待されるガイガー(ドイツ)

開幕からチームメイクができていたのはオーストリア。クラフトとフェットナー、そこに幾人かの若手の組み込みで厚みを増してきそうな雰囲気にある。

ポーランドは、ストッフは新ルールの犠牲になったものの、クバツキが開眼して2連勝でスタートダッシュに成功、個性派のジラはにこやかにして上位につけるなど全体的に好調だ。さらに若い選手の台頭を待つばかり。

スロベニアは、スキーで地元スラットナーがルール変更にさらされ、つまずいてしまった。特に女子チームは苦難いっぱいのスタート。これはプレフツの奮起とリーダーシップで果敢に乗り切っていきたい。

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