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日本選手の躍進が大いに楽しみな北京五輪
海外勢に目を移すと、ドイツは五輪枠においてガイガーやアイゼンビヒラーとライエなど男子5人と女子5人を発表、これは日本と同様に堅実な選手配分だ。
進境著しい注目のスロベニアは、プレフツ長兄ペテルをリーダーに、弟セネ・プレフツ、ラニセク、ザイチ、コスらの若手選手の伸びが顕著。この背景には2023プラニツァ世界選手権の開催に向けた強化予算の増大が大きく寄与してきたと言えそうだ。
強豪ノルウェーは、ジャンプ週間後に一呼吸おきながら、グラネル、リンビク、ヨハンソン、フォルファン、タンデの5人でチームを固めている。そして団体戦におけるメダル獲得に集中する。
またオーストリアは、クラフトの一発がある。上昇する若手ヘールが重圧なく飛べるかどうか、そこは個性派フェットナーの経験が生きてきそうでもある。
日本選手の躍進が大いに楽しみな北京五輪。
ところが表彰台と金メダルは、船木選手を観るとよく分るが20個から30個くらいの運がなければまったく掴めない。だから、何がなんでも金メダルと選手たちを追い詰めていく言動よりは、つねに温かさの気持ちで見守りながら声援を続けたい。それが真のジャンプファンの姿勢だ。
有力選手が欧州遠征のまま帰国せずに五輪へ直行、その間に国内試合が連戦で行われていた。コンチネンタル杯代表の二階堂連(NSC札幌)、渡部陸太(東京美装)さらには2007札幌世界選手権銅メダリスト栃本翔平(雪印メグミルク)、あと一歩でW杯に手が届きそうな岩佐勇研(東京美装)などが気迫を込めて優勝を争っていた。
雪印メグミルク杯 4位二階堂蓮 5位栃本翔平 6位渡部陸太(左から)
これで五輪後、W杯後半戦を迎えて昇格や入れ替えをみて、新たなチームメイクと対外戦略が見えてきそうだ。世界に誇れる日本チームはそのもの強豪なのである。
文・岩瀬 孝文
岩瀬 孝文
ノルディックスキージャンプの取材撮影は28年以上、冬季五輪は連続5回、世界選手権は連続12回の現地入り取材。スキー月刊誌編集長を経て、2007札幌世界選手権では組織委員会でメディアフォトコーディネーターを務めた。 シーズンに数度J SPORTS FIS W杯スキージャンプに解説者として登場。『冬はスキー夏は野球』という雪国のアスリートモードにあり、甲子園の高校野球や大学野球をつぶさに現場取材にあたっている。
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