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長く曲がりくねった道の果てにギレス&ポワリエ組が戴冠「これは私たちのキャリアにおける大きなマイルストーン」| ISU四大陸フィギュアスケート選手権2024 アイスダンス レビュー
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部RD「トップガン」はGPファイナルに続きツイズルこそレベルを落としたものの、ダイナミックかつスリリングなリフトで高得点を叩き出した。情熱的に、感動的に歌い上げるFD「ノートルダムの鐘」では、シーズンベストを記録した。
「この場に来られたことが純粋に嬉しいですし、両プログラムをしっかりと演じきれたことに満足しています。大いに安堵していると同時に、とてつもない喜びでもあります」
やはりモントリオール組であるマリージャド・ロリオー&ロマン・ルガック組が、2016年ジュニアワールドSD以来、実に8年ぶりのISUチャンピオンシップ「スモールメダル」を獲得した。
工夫がいたるところに散りばめられたFD「ティム・バートンのコープスブライド」で、パーソナルベストも大幅に塗り替えた。中でもプログラム最後のコレオリフトーー果たして一体どこにどうやって乗っかっているのか、頭が疑問符だらけになるーーは、GOE出来栄え点で+5と+4ばかりがずらりと並ぶ。FD3位の好演技で、RD7位から、最終的にキャリア最高位のトータル5位に浮上した。
トータルで3位銅メダルを持ち帰ったのは、アメリカのクリスティーナ・カレイラ&アンソニー・ポノマレンコ組。FDはツイズルの乱れが得点に影響し、5位に甘んじたものの、最終的にはRD3位のリードを守りきった。また男性側の足首手術で難しい時期を乗り越えてきた2人は、トータルスコアのパーソナルベストを……なんと4年ぶりに更新している。
いまだ23歳の若き「カレポノ」にとっては、2022年大会に続く2度目の表彰台。メダルの色は同じだが、キャロライン・グリーン&マイケル・パーソンズ組の初戴冠に立ち会った2年前とは違い、今年はアメリカ勢の中で堂々トップにつけた。四大陸直前には、全米で初めての銀メダルも手にしている。つまりマディソン・チョク&エヴァン・ベイツ組に次ぐ「アメリカ2番手」に、確実に定着しつつある。
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