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フィギュア スケート コラム 2024年2月13日

第44回全国中学校スケート大会 フィギュアスケート競技 男子シングルレビュー

フィギュアスケートレポート by 中村康一(Image Works)
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3位 武田結仁

武田結仁

急成長、などとありきたりな言葉では言い表せない。ほぼノーマークの存在から一気に表彰台を勝ち取った。今季、東北・北海道ブロックで優勝しているが、その時のスコアが154.39。それが今回は181.21で3位入賞だ。シーズン中にここまで伸びる選手はなかなかいない。その理由には環境の変化がフィットしたことが大きかったようだ。

「今は北海道にいます。11月に新潟から移りました。北海道に移ってからの指導が僕に合っていたようです」

今回、所属こそ新潟県の中学校になっていたが、実際には北海道を拠点としているそうだ。指導がはまったことに加え、プログラムの方向性を変えたことも効を奏したという。

「ここ何年か明るい曲を滑っていなかったんです。『明るい方が似合うよ』と言われてプログラムの曲調を変えてみました」

以前、新潟県連所属だった頃にも演技を見たことがあるが、今回ほど印象深い演技の記憶はなかった。ブロック大会のディティールを今回と比べてみると、PCSが飛躍的に向上していた。エレメンツ以外の部分での評価が上がっているのだ。

「来季の目標は、スケーティングがあまり上手くないので、ここを上手にして、ジャンプも安定させて、トリプルアクセルや3+3に挑戦したいです」

例えばジュニアグランプリなどは目標にしていないのだろうか?尋ねてみたところ、全くの想定外だったようで。

「えー!?うーん、でもずっと180点に行ってみたくて、今回取れたから、来季は全日本ジュニアでできるだけ上位に行きたいです」

あまりにも急激なスコアの伸びに、まだ目標設定も追いついていないようだが、今回のようなパフォーマンスを続けることができたなら、当然新たな道も拓けるはずだ。楽しみな選手がまた一人現れた。期待したい。

4位 花井広人

花井広人

ショートプログラムでは64.43の高得点で2位につける素晴らしいパフォーマンス。「60点を目標にしてきたので嬉しい」と語っていたのだが、フリーでは失速。悔いの残る試合となってしまった。ただ未完成のトリプルアクセルに挑むというミッションがあり、その結果としての失速なので、仕方のない面もあるように思う。

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