人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
アダム・シャオイムファがフランス男子として60年ぶりの快挙「初優勝のときとは異なる嬉しさ。最高の気分だ!」 | ISU欧州フィギュアスケート選手権2024 男子シングル レビュー
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部「これほど重要な大会でメダルを獲得できたことは、とてつもなく名誉なこと。これ以上、なにを言うべきなのか分からない。ただ、今は、ひたすら嬉しい」
2026年冬季五輪の開催国であるイタリアは、2年連続で全参加国中最多のメダル4個を獲得。男子シングルでもトップ10に3選手を送り込むという素晴らしい成功を収め(ガブリエーレ・フランジパーニ4位、ニコライ・メモラ10位といずれも自己最高位を記録)、中でもマッテオ・リッツォが、自身にとって2年連続3度目の表彰台乗りを果たした。
実力通り、と単純に言うことなど許されない。右腰に痛みを抱え、年末の国内選手権は欠場を余儀なくされ、トレーニング時間がわずか3週間程度しか持てなかった上に、この欧州選手権直後には手術を控えている……そんな複雑な状況の中で、リッツォは勇敢に戦い抜いた。
SP冒頭で4回転トーループがすっぽ抜け、2回転ノーバリューとなろうとも、決して気持ちを切らさなかった。以降はあらゆる要素をクリーン&レベル4でまとめ上げ、とりわけ軽やかで流れのあるアクセルは、全参加者中トップのGOEで絶賛された。しかもSPを6位で終えた時点で、表彰台まで約10点差と遠くても、リッツォはメダル争いを諦めないと宣言した。「だってこのスポーツでは、なんだって起こり得るのだから」と。
長い完全休養に入る前の、間違いなく今シーズン最後の演技で、リッツォは凄まじい底力を見せつけた。軸の細いきれいな4回転トーループで、FSへふわりと飛び込むと、次々とジャンプを成功させていった。調整不足による疲労がたたり、プログラム最後のジャンプ(3回転アクセル)だけは惜しくも転倒したが、最後までその雑味のない端正な滑りを貫き通した。
FSだけなら2位の好演技は、望みどおりにリッツォを表彰台へと押し上げた。ドクターには「これ以上悪くなりようがない」と宣告されながらも、欧州選を家のテレビで見ていたくなんかない……と強い覚悟で手に入れた、銅メダルだった。
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
【先行】プリンスアイスワールド 2024-2025 A NEW PROGRESS ~BROADWAY ROCKS!~ 横浜公演
5月3日 午後3:50〜
-
4月23日 午後8:00〜
-
フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋 【吉田唄菜&森田真沙也】
3月12日 午後7:00〜
-
ドキュメンタリー ~The REAL~ 【アルペンスキー特集】飽くなき探求心 佐々木明の挑戦
3月31日 午後11:00〜
-
ISUフィギュアスケートアーカイブ グランプリファイナル2019 ハイライト
5月2日 午後3:30〜
-
【限定】第30回全日本スキー選手権 スノーボード競技 ハーフパイプ 決勝
3月17日 午前10:25〜
-
3月9日 午前8:55〜
-
スキージャンプ FIS ワールドカップ 2023/24 男子 フライングヒル プラニツァ/スロベニア(03/24)
3月24日 午後5:15〜
J SPORTSで
フィギュア スケートを応援しよう!