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ローラーフィギュアスケートの魅力 | 町田樹のスポーツアカデミア 【Discovery:アーティスティックスポーツ・ディスカバリー】 アーティスティックローラースケーター 西木紳悟
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部N:アイスとすごいよく似てる部分があります。いろんなジャンルの曲をやっていて、クラシックもそうですし、映画のサウンドトラックを使ってみたりとか、ちょっとロックな曲とか。今だとポップ系の曲をアイスの方が使われてるのと一緒で、ローラーでも多ジャンルに挑戦してる方も多いと思います。
M:私がローラーフィギュアスケートをやってみた感覚ですと、フィギュアよりも細かなステップが可能という印象です。そういう意味ではアイスよりもむしろビートがあるようなダンサブルなジャンルは、ローラーの方がむしろ表現しやすいんじゃないかなって感じているんですけど。
N:そうですね。私自身もそれはちょっと思う部分があって、ローラーにしか出せない表現っていうのも絶対あるとは思うんですね。
M:ローラーダンスは大きく滑るっていうよりも、その場で車輪をスライドさせながらムーンウォーク的な、その場で滑るような、あるいは、HIP-HOPでいうところのグライドみたいな形で滑って踊っていくっていうような、ストリートカルチャーですよね。それね、私も是非習いたいと思っていて、それをアイスにも持っていけるんじゃないかと思っていて、そういう新しい心境地をアイスのフィギュアスケートにももたらしてくれる可能性がローラーフィギュアスケートには、あるいはローラーダンスにはあるなとは思っています。これから引き続き頑張っていきたいと思います。
ローラーフィギュアスケートの魅力
M:西木さんにとってローラーフィギュアスケートの魅力ってどんなところでしょうか。
N:いっぱいあるんですけど、人に見てもらって、お客さんが褒めてくれるという達成感はどの競技にもあると思います。どんなことがあっても、例えばショートとかロングとか、その4分間は絶対自分が主役になれるじゃないですか。競技によっては複数人でやるため、なかなか自分を見てくれないっていう時があるんですけど、このローラーフィギュアに関しては、平等にみんなが主役になれるっていうのがすごく魅力かなと思っています。
M:西木さんはローラーフィギュアスケート業界を背負って立つお方ですけれども、1コーチとして、1パフォーマーとして、あるいは1業界のリーダーとして、この業界がどういう風になっていったらいいなと展望を描かれていますか。
N:もちろん、選手もいっぱい増えてほしい気持ちはあるんですけど、まずこのローラースケートフィギュアっていうのが、すごい楽しいものですっていうのを伝えたいです。ちょっと敷居が高いイメージがあったりとか、子供からしか始められないのかなとか、競技しか興味がないのかなって思われるんですけど、全然そんなことなくて、自分のクラブでは大人から始めている人もいるし、50代の方もいらっしゃれば5歳の方もいらっしゃいます。ローラーフィギュアっていうのは自分のペースで一人で滑るものだから、誰かに合わせる必要もないっていうのは本当に魅力的かなと思っています。ローラーフィギュアっていうのは、自分と向き合えて、マイペースにできるっていう楽しいスポーツなんですよっていうのを全国にも、世界にも広めていけたらいいなとは思っています。
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